Apple、新型コロナウイルスの影響で業績悪化の見込みと発表

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Appleは現地時間2月17日、新型コロナウイルスの影響により、2020年1月〜3月の業績が予測を下回る見通しと発表しました。iPhoneの製造と、製品の需要の両方に影響が及んでいる、と説明しています。

iPhoneの製造と製品販売に影響

Appleは現地時間2月17日、投資家向けの案内を発表しました。
 
冒頭でAppleは、「私たちの心は、この感染症に影響を受けた方々、コミュニティ、そして昼夜を問わず対応に取り組む方々とともにあります」と見舞いの言葉を述べたうえで、新型コロナウイルスの影響で、今四半期(2020年1月〜3月)の業績が、1月28日に発表した見通しを下回る、と説明しています。
 
影響の1つ目は、iPhoneの製造と供給が制約されていることです。サプライヤーのiPhone製造工場は多くが湖北省以外にあり、多くの工場が稼働を再開しているものの、予測よりも製造回復のペースが遅いため、売上高に影響が及ぶとみられています。これは、従業員の復帰率が予定より低いためとみられます。
 
2つ目は、中国国内でApple Storeの営業を一時停止し、その後、一部の店舗で営業を再開したものの、来店客数が減少している、とのことです。
 
一方で、中国以外では製品に対する需要は旺盛である、とAppleは説明しています。

秋の「iPhone12」にも影響か

新型コロナウイルスの影響により、2020年秋に発売が見込まれる「iPhone12」の試作・開発などに遅れが出ているとも伝えられています。
 
一方で、3月に発表されるとの噂がある廉価モデル「iPhone9」の製造は予定通り進んでいるとの情報もあります。

昨年初頭にも業績下方修正を発表

Appleが、定期的に発表する業績説明以外のタイミングで、業績見通しの変更について説明するのは異例のことです。
 
最近では、2019年初頭に、iPhoneの販売が予測を下回る見通しであると発表しています。
 
 
Source:Apple
(hato)


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