キーワードは“スマホより便利”!使い方で選ぶ自宅用PC 6選【コスパ最強モノ】

【特集】コスパ最強モノ

GoodsPressの人気特集『安くて良いモノ特集』が今年もやってきました! しかし、ホンモノを求める我々は “安物” には興味ナシ! 知りたいのは「本当にそれ使えんの?」ってところ。安いからと買ってはみたものの、「ちょっと高くても、やっぱりアッチにすべきだったな」なんて経験、誰しもあるはず。ということで、「コスパに優れるモノ」を徹底調査。最先端の技術が搭載された家電や10年使えるカバンなど、長い目で見ると結局オトクだった、と思ってもらえる“ホンモノ”を識者のコメントとともに紹介。今回は「自宅用PC」だ。

自宅でも手元にはいつもスマホという人は多いのではないだろうか。何でもできるスマホが常に身近にある中で、あえて自宅に置くPCを選ぶのであれば、やはりスマホよりも使い勝手がいいと感じるモノ、ということになる。その際にポイントとなるのが “何をしたいか”だ。

選んでくれた人
IT系ライター
中山 智さん
フリーランスのライター、編集者。PCやモバイルガジェットなどのIT系の記事をWebを中心に執筆中。1年の多くを海外で過ごしているため、旅行系の記事も得意としている

■PCで何をしたいかが選ぶポイント

ネット閲覧も動画視聴もスマホで十分と感じている人が多い昨今、自宅でPCを使う理由は何なのか。IT系ライターの中山智さんは「スマホよりも“上”の何かがあることが重要です」と話す。

「最近は動画や音楽配信、クラウドを使った作業など、スマホでもPCでも利用するサービスや作業は同じになってきています。ただし、ディスプレイの大きさやサウンドの音質など、スマホ以上の何かを持っているPCであれば、使う価値があるし、使いやすさといったアドバンテージもあります」

また近年は、スマホもハイエンドなモデルは10万円以上と高額になってきているため、数年使い続ける人も増えている。むしろ、十分快適に使えるPCの方が、スマホよりも低価格といった状況だ。

「動画編集やeスポーツで人気のゲームなどは、スマホよりPCの方が断然作業効率が高く、クオリティも上です。そのため、今後のPC市場は超ハイエンドかコスパ重視の低価格モデルかの二極化が進みそうです」

マシンスペックが必要な作業をする人はハイエンドなモデル、スマホと使い分けられるならコスパの高い低価格モデルなど、何をしたいかがPCを選ぶ際のポイントといえるだろう。

【大画面ノートPC】

ノートPCの利点は「動かせること」と「場所を取らないこと」。15インチ以上の大画面ノートPCとなると、重いため持ち歩きには不向きだが、自宅内なら問題ない。配線もスッキリするため、インテリアになじませたいなら自宅でも大画面ノートPCを選びたい。

【デスクトップPC】

本体とディスプレイが分かれたセパレートタイプと一体型がある。ハイスペック化しやすいが、場所が固定されてしまうというデメリットも。ディスプレイを大型化しやすいので、映像コンテンツを高画質で楽しみたいのであればデスクトップPCを選ぶのもありだ。

 

■高コスパ

メインはスマホでPCはWordやExcelといったオフィスソフトとメールやネット閲覧程度であれば、そこそこのスペックで十分。よりコスパの良いモデルを選ぼう。5万円以下でも問題なく使えるものがそろっている。

【ノートPC】ビジネス向けだからリモートワークにも

レノボ
「ThinkPad E595」(5万600円)

AMDのRyzen搭載で同性能のインテルCPUモデルと比べて高コスパ。メモリーも8GB搭載。定番ブランドの安心感もあります(中山さん)

高コスパCPUを搭載した15.6型ノートPC。ビジネス用途にも使えるよう設計されているThinkPadらしく、USB3.1 Type-CやHDMI、有線LANポートを備えるなど、機能性は高い。約 W369×H252×D19.95mm、約2.1kg。

▲左右の側面には数多くの端子を備える。また厚さ約20mmと大きくないので、使わない時は立てかけておきやすいのもうれしい

 

【デスクトップPC】いまや貴重なDVDドライブ付き

HP
「HP 280 G4 SF」(3万2780円~)

3万2780円~と格安です。ただし、最低スペックはそれなりなので、目的に合わせてカスタマイズオーダーしたいところですね(中山さん)

 

DVD-Rドライブ付きのエントリーモデル。小型で縦置きでも横置きでも使える。HDMIポートが付いているので、デュアルディスプレイ化も簡単にできる。ディスプレイは付属していない。W270×H296×D9.5mm、約4.0kg

 

■マルチメディア性能

サブスクでの映像配信や音楽配信をより高画質、高音質で楽しめるマルチメディア性能の高いモデル。またタッチ操作可能なディスプレイを搭載した2 in 1モデルであれば、スマホやタブレットのように直感的に使える。

【ノートPC】薄型ボディに超高精細ディスプレイ

デル
「XPS 15 2-in-1」(実勢価格:17万5000円前後~

Dell Cinemaでストリーミングサービスを快適に観られます。タブレット状態やテント状態などスタイルを変えられるのもいいですね(中山さん)

畳んだ状態で最薄部がわずか9mmという薄さを実現。細いベゼルで非光沢、さらに高輝度なIPSパネルを採用し、視野角が広いため映像を美しく快適に観られる。タッチパネルの15.6型。W354×H9~16×D235mm、1.98kg

▲打ちやすいキーボードは、世界初となる磁力でキーを支える磁気浮遊式を採用し、通常のキーボードより24%も薄くなっている

 

【デスクトップPC】ハイレゾも4K放送もこれ1台でOK!

富士通
「ESPRIMO WF2/D2」(実勢価格:15万3000円前後~)

4K液晶ディスプレイなので4K映像を美しいまま鑑賞できます。ハイレゾ対応大容量2.1chスピーカーで高音質なのもポイントです(中山さん)

4辺狭額縁の4K対応27型ディスプレイを搭載。本体部分には前面に向けてパイオニアと共同開発したハイレゾ対応スピーカーが設置されている。新4K放送対応チューナーも内蔵する。W616×H442×D170mm、約12.9kg

▲本体前面にはUltra HDブルーレイ対応ドライブとイヤホンジャックやUSBポート、SDカードスロットなどがあり、使い勝手もいい

 

■デザイン性

リビングに置き、家族で共有して使いたいという場合は、いかにもPCといったデザインでは浮いてしまうので、インテリアにもなじむデザイン性の高いモデルを選びたい。また省スペースなモデルであることも重要だ。

【ノートPC】美しいデザインと驚異のスペック!

ASUS
「ZenBook Pro Duo UX581GV」(51万3150円)

2枚のタッチディスプレイを搭載したちょっと変わったモデルです。スペックもモンスター級で動画編集なども問題なしです(中山さん)

キーボード側の上半分もディスプレイになっている世界初のデュアル4Kディスプレイを搭載した15.6型ノートPC。外装はアルミニウム合金製で、頑丈さと美しさを兼ね備える。W359.5×H24×D246mm、約2.5kg

▲ディスプレイはタッチ操作に対応し、スタイラスペンも付属する。キーボード右側にあるタッチパッドはテンキーとしても使える

 

【デスクトップPC】TVとして使いたくなるデザインと多機能性

NEC
「LAVIE Home All-in-one HA970/RA」(実勢価格:26万9000円前後~)

正面からはディスプレイしか見えないスッキリしたデザインで、リビングにもマッチ。離れていても音声操作で起動できるのも便利です(中山さん)

液晶パネルを振動させ音を鳴らす “Crystal Sound Display” や必要な時に上に飛び出すカメラ、狭額縁などにより、正面から見るとディスプレイだけしか見えないデザインに。 27型。W615.4×H361.1×D186.3mm、約10.7kg

 

>> 【特集】コスパ最強モノ

※2020年3月6日発売「GoodsPress」4月号掲載記事をもとに構成しています

 

(取材・文/樋口拓也)


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