バッグにインテル入ってる?いや、保冷剤のことですよ

スポーツや外仕事で頑張る人たちに強い味方である「携帯できる小さな保冷剤」が発売されました。

氷や従来の保冷剤は、冷たすぎてずっと持っていられなかったり、肌に当てて急激に冷やしてしまうと血流が悪くなってしまうという難点がありました。そこで、冷たすぎない温度(平均15℃)で身体を冷やせる新しい保冷剤が、このたび誕生したのです。

開発したのは、CPUメーカーであるインテルの元開発者というユニークなアイテム。猛暑になりそうな今年の夏は、「バッグに保冷剤はいってる?」が合言葉になるかも!?

アイ・ティ・イーとまつうら工業が、熱中症対策に使える、家庭の冷蔵庫で冷やし、気温35℃の環境下でも平均15℃(表面20度、裏面10℃)でワンシーズン身体を冷やせる「IceBattery fresh」(1980円/税別)を共同開発しました。

国立環境研究所によると、熱中症が運動中に発生する年代別割合は、大人よりも部活をやっている小中高生のほうが高いそうです。熱中症の主な要因は、脱水症状や体温の上昇による自律神経機能の低下です。部活の現場では、水分補給はされていても体温上昇を抑える手段が少ないことがわかっています。

そこで、最近注目の「手のひら冷却」を参考に、部活生が手軽に手や身体を冷やせる商品の開発が急がれたという経緯があります。

「手のひら冷却」とは、近年唱えられるようになった急速冷却方法です。人間には、手のひらに体温を調整するための動静脈吻合血管(AVA血管)があり、これを冷やすことで体温を下げる効果が期待できるとのこと。「IceBattery fresh」 を握っていっれば、自然と身体も冷えていくという仕組みです。

冷却時間目安は、自宅の冷蔵庫で約1~2時間。専用保冷バッグに入れておけば、約8~10時間は低温状態を保てます。

 

>> まつうら工業「IceBattery fresh」

文/&GP


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