ベルギー北部のアントワープ港は、新型コロナウイルス感染予防策として、ベルギーのIoTソリューションベンダーRambitが開発したウェアラブル端末「Romware Covid Radius」の実証実験に着手する。
作業員が接近しすぎるとアラートを通知するウェアラブル端末
「Romware Covid Radius」は、作業員の安全管理をサポートする既存のウェアラブル端末「Romware ONE」をベースとし、新型コロナウイルス感染予防のためのソーシャルディスタンス(社会的距離)機能を付加したものだ。
作業員が互いに
一定の距離を確保できるよう、他の作業員との距離が1.5メートル未満になると、バイブレーションと画面表示でアラートを自動通知。
この機能は、超広帯域無線(UWB)を用いており、インターネット通信を必要しない。
また、作業員の位置情報や個人情報を収集することはなく、作業員のプライバシーにも十分配慮されている。
新型コロナウイルス感染者の接触者追跡も可能に
「Romware Covid Radius」には、ソーシャルディスタンス機能のほか、新型コロナウイルスの感染者との接触者を追跡する機能を追加することもできる。
新型コロナウイルスへの感染が確認された場合、職場で感染者と接触した可能性のある人をチェックできる仕組みだ。
アントワープ港では、新型コロナウイルスへの感染を予防し、作業員の安全を確保しながら、港での業務を継続するソリューションとして、「Romware Covid Radius」に期待を寄せている。(文 松岡由希子)
- Original:https://techable.jp/archives/123821
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Matsuoka
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