Appleは現地時間2020年6月2日、米国特許商標庁(USPTO)にて「収納空間を持つ周辺ハウジングを備えた、新しいコンピューティングデバイス」に関する特許を取得しました。この特許内容を図示した画像に描かれた製品予想図は、VAIO QR1のパイプフレームデザインを彷彿とさせるものです。
ディスプレイ周囲に、収納空間付きフレームを備える
Patently Appleによれば、今回取得した特許は、「収納空間を備えたハウジングを持つコンピューティングデバイス」に関するもので、同メディアが、特許内容をわかりやすく図示した画像では、iPad Pro(2020)のようなディスプレイの周辺に配置された、円柱状のハウジングが確認できます。
ハウジングの一部は、Apple Pencilによって構成されています。このハウジングはスタンドの役割も担うほか、内部は収納空間になっており、そこに薄型キーボードを収めることも想定しているようだと、Patently Appleは説明しています。
置く、持つスタイルを楽しむ「バイオQR」
Patently Appleが掲載した製品予想図は、パイプ椅子をモチーフにしたデザインで登場したPC、「VAIO QR1」のようです。
2000年11月に発売された「パイプ椅子PC:VAIO QR(QR1)」は、取っ手を持ってバックのように持ち歩ける、というコンセプトを採用した、意欲的な製品として登場しました。
VAIO QR1は発売から1年後にフルモデルチェンジを行い、VAIO QR3へと進化しましたが、この後継機からは、QR1のデザインテイストが失われていました。
取っ手付きデザインはiBook (G3 クラムシェル)が先行
取っ手を配し、持ち歩きやすいようにデザインされたApple製品には、1999年7月に発売されたiBook (G3 クラムシェル)があります。
Source:SONY VAIO QR1,QR3,JUSTIA Patents,Patently Apple, Austin Evans/YouTube
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-293592/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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