次世代の半導体と近年注目されている窒化ガリウム(GaN)のおかげで、チャージャーの小型化が目覚ましい。このほど米国のスタートアップが開発した「Mopoint」もその1つ。
AirPodsケースほどのサイズながら3ポートを搭載し、かつ最大出力は65WとラップトップPCの充電にも活用できる。
プラグも内蔵
チャージャーは重くてかさばる、というのは昔のこと。最近はずいぶんスリム化され、また複数のポートを搭載するのも珍しくなくなった。その立役者が新素材のGaN。電力の変換効率がいいのが特徴だ。
MopointもGaNを採用し、かなりコンパクト化されている。面積でいうと、クレジットカードの半分ほど。正確には53ミリ四方で、厚みが30ミリある。
この厚みのある部分にコンセントにさすプラグがビルトインされ、プラグと反対の側にポートを搭載している。
PD 3.0に対応
ポートはUSB-Cが2つ、USB-Aが1つの計3つ。USB-Cの方はPD 3.0に対応し、最大出力は65W。これだけあるとスマホの急速充電に対応するのはもちろん、タブレットやラップトップPCもつなぐことができる。
USB-Aの方も最大出力36 Wと十分。USB-CにラップトップPC1台をつないで65Wで充電したり、ラップトップPCとタブレットを同時に各30W出力で充電したりとさまざまな組み合わせが可能だ。
同時にデバイス3台をつなげられるので、コンセントが1つしかないような状況ではかなり重宝する。出張などのとき、各デバイスのチャージャーをMopointに集約することで荷物を減らせるのもメリットだ。
重さわずか114グラムと携帯するのにうってつけのMopointは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開している。すでに目標額は達成し、記事執筆時点の出資額は29ドル(約3100円)〜となっている。
8月7日まで出資を受け付け、すぐに発送が始まる見込みだ。
- Original:https://techable.jp/archives/131158
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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