株式会社EduLab(以下、EduLab)は、株式会社旺文社(以下、旺文社)と提携。AIを活用したオンライン試験監督システム「Check Point Z(仮)」(以下、Check Point Z)に関して、大学向けにサービス展開することを発表した。
AIと人によるダブルチェックを実施
Check Point Zは、先月末に発表されたオンライン試験監督システムだ。同システムでは、オンライン試験中の受験者の様子や、パソコンの操作ログなどをすべて記録。その上で、AIと人の目によるデータチェックを行う。
AIによるチェックは、目線の動きを追うアイトラッキングをはじめとして、さまざまな技術を組み合わせることで実現。人が見落としてしまうような行動もとらえられるとのことだが、最終的には人の目でも受験者の挙動を確認する。これにより、厳密な本人確認だけでなく、不正行為への対策も行える仕組みだ。
大学への提供に向け、旺文社とタッグ
EduLabは今回、総合出版社である旺文社とタッグを組んだ。大学とのネットワークを有する同社と提携し、より多くの大学に適した形でのサービス展開を目指す。
新型コロナウイルスの影響を受け、大学における授業や試験のあり方が大きく変化しつつある。オンライン授業の導入が進む中で、定期試験や学期末試験もリモートで行うにあたっては、本人確認に加えて不正行為への対策が求められている。
こうした動きをサポートするためのサービスとして、Check Point Zは今夏以降に製品化される予定。一部の大学において、同システムの導入に向けた具体的な検討が始まっているとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/131824
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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