最大出力65Wのコンパクトチャージャー「Alien」は世界150カ国で使える!

多くの人は旅行や出張にラップトップPC、スマホ、タブレット、デジカメなどさまざまなデバイスを携帯するだろう。もちろんケーブル類やチャージャーも必要で、海外旅行となるとそこにアダプターも加わる。

しかしできるなら、旅はできるだけ荷物を減らしたいもの。そこで香港のスタートアップがさまざまな形状のプラグを内蔵した最大出力65Wの小型チャージャー「Alien」を開発した。

デバイス2台を同時充電

Alienはキューブ状のデザインで、Type-CとUSB-Aのポートを2つ搭載する。つまり同時に2台のデバイスを充電できる。

しかもPD対応で最大出力65Wと、ラップトップPCもつなげることができる。出力が小さいとチャージャーが2つ必要になるが、Alienなら1つで2役を兼ねる。

開発元によると65W出力だとMacBook Proなら100分でフル充電できるとのこと。USB-Aの方も最大出力は18Wあり、スマホなどの急速充電が可能だ。

プラグ4種をビルトイン

このほか、Alienはプラグが内蔵されているのも売りのひとつ。国や地域によって使用されているプラグの形状は異なり、たとえば日本の電化製品のプラグは欧州やオセアニアのものとは異なる。そのためそうした地域で使うにはアダプターが必要になるが、Alienには4種のプラグが内蔵されている。

上部にあるつまみを回転させてプラグを起こせるようになっていて、米国、英国、欧州、豪州の4タイプのプラグを引っ張り出せる。この4種で世界150カ国をカバーするとのことで、プラグの形状が異なる国々を回るときなどは特に有用だろう。

加えて、AlienはGaN(窒化ガリウム)採用し、コンパクトな躯体となっている。サイズは45×60×55ミリ、重さは200グラムだ。

旅行時に重宝すること間違いなしのAlienは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中。すでに目標額は達成し、記事執筆時点の出資額は305香港ドル(約4200円)〜となっている。

出資は10月2日まで受け付け、来年2月にも発送が始まる見込みだ。

Alien/Kickstarter


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