ここのところよく見掛けるのが、クラウドファンディングに出品されたミニ財布。コンパクトなサイズの中にさまざまな仕掛けを盛り込み、使い勝手の良さや収納力の高さを追求した多種多様な財布が次々と登場しています。
使われる素材もさまざまですが、やはり革製が多く見られます。耐久性があり、質感も良い。やはり革は、昔から大人が持つ財布の定番素材です。
でも革は、丁寧な仕事が必要な素材でもあります。そもそもの革の質はもちろんですが、コバの処理や縫製など、技術がないと高品質なモノは作れません。
そこで、昨今数多く登場しているミニ財布の中から、革の扱いに長けたレザーブランドのモノを5つご紹介します。革の質の高さはもちろんですが、レザーブランドならではのこだわりの革を使ったものもありますよ。
1. 国産レザーを墨田区で加工した“東京レザー”を使用
東京の下町、日暮里に工房を構えるAGILITYの「セミウォレット」。折り曲げた際に革が重ならないよう設計されていて、たくさん入れても薄く保てる上に収納力もあり、小銭の取り出しやすさも兼ね備えています。使われる革は、北海道産の牛原皮を墨田区の染革工場カナメで染色、加工した“東京レザー”。表面はシンプルに染料のみで仕上げられているので、経年変化が楽しめるようになっています。
>> 小さすぎず、大きすぎない、財布はこれくらいのサイズ感がちょうどいいんです
2. 傷に強いドイツの名門が作った革を使用
さまざまな革小物を発売しているGRAMASですが、ブランド最大の特徴は、数多くの種類の革を使っていることです。この「GRAMAS German Shrunken-calf Roll up mini Wallet」は、ドイツの名門タンナー、ペリンガー社のシュリンクレザー“シュランケンカーフ”を使っています。自然なシボが個性を生み出すレザーで、傷に強く色落ちがほとんどないのが特徴です。少々厚みはありますがタテヨコサイズはコンパクトで、札入れが独立し小銭入れも大きい収納力の高いミニ財布です。
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3. GANZOが手掛ける革の王様“コードバン”の財布
日本の革ブランドの中でも人気、質ともにトップクラスのGANZO。このベーシックでシンプルな二つ折りの「コードバン オーセンティック」に使われているのは、革の王様“コードバン”。ヨーロッパの馬革を国内で鞣し、表側はアニリンコードバン仕上げに、内側はタンニンで仕上げてあります。強度が特徴のコードバンは、使い込むほどに艶が出てきて、まさに育てる革の代名詞です。そんな最高級の素材を職人が丁寧に仕上げた財布は、まさに大人の財布です。
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4. 艶が美しいイタリアンカーフレザー
100年以上の歴史を持つ老舗皮革メーカー、AJIOKA。その長い歴史で培われた確かな目と技術力が注ぎ込まれたオリジナルブランド“Fico”のハイエンドラインとなるMAREには、艶加工を施したイタリアのカーフレザーを使用。大きく開く小銭入れが使いやすいミニ財布「Lファスナー 折り財布」にも、もちろんそのカーフレザーが使われているので、見た目に美しい艶からは上質さが伝わってきます。
>> ミニ財布や革小物は品のあるイタリアンレザーで統一したくなる
5. 手にしっとり馴染む防水加工されたゴートレザー
薄マチ財布で有名となったレザーブランドFAROが今年リブランディング。よりミニマルにライフスタイルに寄り添う必要十分な機能性を持つブランドへと生まれ変わりました。この「Fragment Wallet」もとにかくシンプルに、キャッシュレス時代に必要なポケットだけを備えるミニ財布になっています。素材は国産の手触りが良いソフトなゴートレザーを使用。手に馴染みやすい風合いで、さらに防水処理されているため、濡れた手で触っても問題ない点もうれしい。
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<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/325507/
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