新製品に言及してから数週間が経ち、フランスのスタートアップであるKlaxoon(クラクスン)は、ビデオ通話中に共同作業が可能なビジュアルインターフェイス「Board」をリリースする。これより他人の顔を見つめる代わりとなる、プレゼンテーションやアイデアの提案に使用できる共有キャンバスが使えるようになる。
Klaxoonは、多くの企業がビデオ会議サービスについて強い意見があることがあるをよく知っている。すでにあらゆる用途にMicrosoft Teams(マイクロソフトチームズ)を使用している企業もあれば、Zoom(ズーム)やGoogle Meet(グーグルミート)を使用している企業もある。同社がやろうしていることはZoom、Microsoft Teams、Google Meetで通話するときに、ビジュアルインターフェイスのBoardができるだけ簡単に使えるようにすることだ。
Zoomリンクを生成するときにすでにBoardに入っている場合、Liveと呼ばれるKlaxoon独自のビデオ会議サービスを使用することもできる。
「ビデオはスクリーンの用途全体の10%未満を占めるにすぎない。当社の目標はピクセル数や解像度、サムネイルの数に関して他のサービスと競合することではない」と、Klaxoonの共同創業者でCEOのMatthieu Beucher(マシュー・ボイカー)氏は筆者に語った。
逆にLiveを使用するときには、会議への集中力維持に役立つ複数の制約を受け入れることになる。たとえば会議の人数を15人に絞ることができる。5分、15分、30分など、会議の主催者は時間制限を設けることもできる。30分を超える会議にLiveを使用することはできない。
そして最後に、通話に参加している自分以外の人は、画面の右側にある小さなサムネイルで表示される。スクリーンの大部分は一種のデジタルホワイトボードで占められ、そこに文字を書き込んだり、画像やビデオを挿入したりできる。会議開始前にBoardで作業したり、テンプレートライブラリからテーブルを追加したりもできる。
会議に参加する人はデジタル付箋でアイデアを送ることができる。「フリーフォームビュー」から、よりしっかりした構造を持つ「コラムビュー」に切り替えてアイデアをあるカテゴリから別のカテゴリに移動することもできる。
Klaxoonがインタラクティブホワイトボードと会議ツールに取り組んでから、かなりの年数が経つ。Boardには、同社がすでにクライアントに提供しているツールがいくつか組み込まれているが、リモート会議に重点を置いている。このサービスは9月28日から月額9.90ユーロ(約1230円)で提供されている。
関連記事:フランス拠点のKlaxoonが投票やブレスト、サーベイなどビデオ会議用の新インタラクティブ製品を準備中
カテゴリー:ネットサービス
画像クレジット:Klaxoon
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(翻訳:Mizoguchi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/09/30/2020-09-28-klaxoon-launches-board-an-interactive-meeting-product-for-video-calls/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Romain Dillet
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