グーグルが約1.1万円のスマートスピーカーNest Audioを発表、音量と低音域を改良

Google Homeスマートスピーカーの登場から4年、グーグルはミッドレンジスマートスピーカーの後継機を披露した。同社のスマートホーム製品のより広範なリブランディングに合わせて、デバイスは現在Google Nest Audioと呼ばれている。このスマートスピーカーは99ドル(約1万500円)で販売される。本体色は、セージ、サンド、スカイ、チョーク、チャコールなどのさまざまな色が用意されている。米国や日本を含む21カ国で10月5日から発売される。国内での価格は1万1550円となる。

同社によると、古くなったGoogle Homeのスマートスピーカーに代わる製品を設計する際に、音量を上げ、低音とクリアなサウンドを重視したという。Nest Audioの音質は低音出力を50%改善し、Google Homeより75%音量が大きいとのことだ。本体も大きくなり、19mmのトゥイーターを搭載して高音域を、75mmのミッドウーファーが低音域をカバーする。我々がこのデバイスを手に入れるまでは、とりえずグーグルの言い分を信じるしかない。

Nest Audioのデザインは、前世代のキャンドルのようなフォームファクターを捨て、代わりにGoogle Home MiniやGoogle Home Maxが長い間採用してきた布製のブロブデザインとなっている。

スマートスピーカー市場は少し奇妙なポジションにあり、デバイスは何度か改良が繰り返されてきたが、デバイスのエコシステムはどちらかといえば、スマートアシスタントとのサードパーティー統合で成りなっている。音楽を聴くような基本的なタスクを除いては、いまのところほとんど成功していない。グーグルにとって現在のスマートスピーカー市場は、グーグルを知的財産の盗用で訴えているSonosに代わって低コストの製品を作っているようなものだ。その一方で、マルチルームオーディオは年々利用しやすくなってきており、スマートスピーカーのメーカーがその大きな責任を負っている。

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画像クレジット:Google

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(翻訳:TechCrunch Japan)


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