いかに世界中から憎まれていようと物事には限度があります。Twitterは3日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹ったドナルド・トランプ米大統領の死を願うようなツイートに対しては毅然とした態度で臨むと明らかにしました。
たとえ自業自得でも個人の誹謗中傷はNG
米国では2020年10月上旬時点で、新型コロナウイルスによって20万人以上が亡くなっています。世界的に見てもかなり多い死者数であるため、トランプ政権の政策判断を批判する声も少なくありません。そうした状況の中で、トランプ大統領自身が新型コロナウイルスに感染したとなれば、彼の置かれた状況を“自業自得”と指摘する流れも不思議ではないでしょう。特に米国は11月に大統領選挙を控えているため、トランプ大統領の安否が米国の未来を大きく左右します。
しかし自業自得と指摘するのはまだしも、死を願うのは一線を越えているとTwitterは判断したようです。TwitterはニュースサイトMotherboardに対し、トランプ大統領が亡くなるよう願うツイートは削除するか、あるいはそのアカウントがツイートできないようにする処置(凍結処置)を、規約に基づいて採っていく方針だと明らかにしました。
SNSによって対応は分かれる
事実、2020年4月に新たに設けられた規約には「個人に対し、死や身体的な危害、致死性の病気を願ったり祈ったりする、あるいは表現することは我々のルールに反する」と記載されています。いかにドナルド・トランプ大統領が世界的に憎まれていようとも、彼もまた個人であることには変わりないというわけです。
興味深いことに、同じSNSでもFacebookは“有名人”と“プライベートな個人”を分けており、前者に対する誹謗中傷は直接的かつ深刻なものでない限りは削除しないといった方針を明らかにしています。したがって、Facebookであればトランプ大統領の死を願う投稿をしても、彼をタグ付けしない限りは原則として削除されないことになります。
Source:Motherboard
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-317165/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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