iPhone12シリーズのうち、少なくともProモデル2機種については、リフレッシュレート120Hzのディスプレイが搭載されるとの噂が流れたものの、実現しませんでした。
ディスプレイ業界の内情に詳しいDSCCのロス・ヤング氏が、Twitterでその理由を述べています。
SDCとLGDは2021年にLTPO生産能力を拡大
リーク情報で知られるマックス・ワインバック氏による「AppleがiPhoneに120Hz(ディスプレイ)を搭載せず、Samsungの新しいディスプレイ技術を待っているのには、おそらく理由があるのだろう」との投稿に答える形で、ヤング氏は次のように解説しています。
「大きな理由がある。SamsungにおけるApple向け製造ラインは現在もまだ多結晶低音ポリシリコン(LTPS)だ。2021年にはこれらが低音多結晶酸化物(LTPO)に変わる。Appleは(LTPOディスプレイを)出荷する前に、十分時間をかけて評価したいのだと思う」
There is a great reason, Apple's capacity at Samsung is still LTPS. They will convert to LTPO in 2021. Apple will want to spend plenty of time evaluating it as well before shipping it…
— Ross Young (@DSCCRoss) November 13, 2020
またヤング氏は「Apple向けにパネルを供給するLG Display(LGD)もSamsung Display(SDC)も、2021年にはLTPOの生産能力を拡大する」ともツイートしています。
We know both LGD and SDC, Apple's panel suppliers, are adding LTPO capacity in 2021…just a matter of time
— Ross Young (@DSCCRoss) November 11, 2020
iPhone13は120Hzディスプレイを搭載か
ヤング氏は以前から、リフレッシュレート120Hzを実現するにはLTPSでは難しく、素材にLTPOを用いる必要があると主張しており、SamsungがiPhone向けディスプレイ生産ラインをLTPSからLTPOへと転換するのは2021年だと述べています。
2021年のiPhone13シリーズ(仮称)は、120Hzディスプレイを搭載する可能性が高そうです。
Source:Twitter/Ross Young
Photo:Appledsign
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-328911/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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