置き場所を問わないワイヤレス充電パッド開発のAiraに車両パーツサプライヤーMothersonが戦略投資

Aira(アイラ)は、最もエキサイティングなワイヤレス充電イノベーションの1つを手がけている企業だ。そしていま、同社のテクノロジーが車両に搭載されようとしている。Airaはグローバルでも有数の車パーツサプライヤーであるMotherson(マザーソン)からの戦略投資を発表した。

Airaのテクノロジーを使って企業はより良いワイヤレスチャージャーを作ることができる。ユーザーがワイヤレス充電で特定の場所を使用することを余儀なくされる代わりに、Airaのテクノロジーではユーザーは表面のどこにでもデバイスを置くことができる。NomadのBase Station Proを支え、そして開発が中止されたApple(アップル)のAirPower充電ステーションがうたった機能を満たすマジックの技術だ。

「Mothersonは世界最大、そして最も前向き思考の車部品サプライヤーです。我々はワイヤレス充電のエクスペリエンスと車両のバリュープロポジションを高めるという目標を共有しています」とAiraの共同創業者でCEOのJake Slatnick(ジェイク・スラトニック)氏は話した。「Mothersonが持つ専門性と繋がりは、検証済みで認証された車両向けワイヤレス充電モジュールを世界中で提供する取り組みを大きく前進させるでしょう」。

戦略投資を通じて、MothersonとAiraは車両向け充電モジュールを開発・製造・供給する。どの車に搭載されるのか?これら充電モジュールを車両に組み込むことを契約した自動車メーカーがいるかどうかは現時点では不明だ。

Airaのソリューションは、自動車産業で現在見られる充電パッドへの歓迎されるアップグレードとなるかもしれない。デスクトップで使用するものと同じように、今日車両に搭載されている充電パッドでは、ユーザーが特定の場所にデバイスを置かなければならない。パッド上にデバイスをキープすることすらクルマが動いているときは難しい。一部のメーカーは、スマホを特定の場所にキープするためにクリップをデザインに加えたりもした。Airaのテクノロジーではより大きなパッドにさほど正確に置かなくても充電できるようになるはずで、これは車内使用に向いているだろう。

「我々の核となるミッションは世界の車メーカーや主要サプライヤー向けに最善のテクノロジーソリューションを見つけて提供することです」とMotherson Innovationsの事業開発担当グローバルディレクターであるEdward Saenz de Viteri(エドワード・サエンズ・デ・ヴィテリ)氏は説明した。「FreePowerは車載ワイヤレス充電向けの最高のQiソリューションだと確信しています。すでにコンシューマデバイスでうまくいっていて、車への応用で得られるメリットはさらに大きなものです。Airaの置き場所を問わないテクノロジーを車載ワイヤレスチャージャーのグローバル基準にすることを楽しみにしています」。

投資の取引条件は明らかにされなかった。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:AiraMotherson充電器投資

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(翻訳:Mizoguchi


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