Microsoftが、省電力性能の高いARMチップアーキテクチャを基にしたチップを独自開発している、とBloombergが報じています。内製化されたARMチップは、サーバーコンピュータやSurfaceデバイスに搭載される可能性があるようです。
Appleの軌跡をたどるMicrosoft
Appleは、独自でデザインを行ってきたAシリーズチップでARMアーキテクチャを長年採用しており、最新のiPhone12シリーズ搭載のA14 BionicもARMベースのチップとなっています。
Apple製プロセッサのパフォーマンスは過去5年間で198%改善されており、モバイルチップながらIntelチップに負けず劣らずのベンチスコアを叩き出していましたが、ついに今年MacコンピュータにもARMベースで独自デザインの「M1」チップが採用されるに至りました。
今回の報道で、MicrosoftもAppleの軌跡をたどる形で、ARMベースチップの内製化を進めていることがわかりました。情報筋の1人によれば、独自デザインのMicrosoftチップはサーバーコンピュータに使用される可能性が高いものの、Surfaceデバイスへの採用もあり得るとのことです。
「シリコンはテクノロジーの根幹をなす土台であるため、デザイン、生産、ツールなどの領域での内製化に向けて投資を続けている。広範囲に渡るチップサプライヤーとのパートナーシップの育成、強化も図っている」と、Microsoftの広報担当者フランク・シャウ氏はコメントしています。
一部SurfaceモデルにすでにARMチップを搭載
Microsoftは近年、AMD、Nvidia、Qualcommなどの主要チップメーカーからチップエンジニアの雇い入れを積極的に行っています。
Microsoftは、Qualcomm製のARMベースチップをすでに一部のSurfaceデバイスに採用していますが、その他のモデルはIntel製チップ搭載となっています。
Source:Bloomberg
Photo:Qualcomm
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-335522/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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