デザインやテクノロジーだけじゃない。ブルーエアのフラグシップモデルは暮らしに優しいのが最大の価値

セールス・オンデマンドは、同社が販売代理店を務める空気清浄機「ブルーエア」のフラグシップモデル「Blueair Protect」2シリーズ計6モデルを12月3日に発売した。適用床面積70畳までの「7700」シリーズと、40畳までの「7400」シリーズで、それぞれ上部のインターフェースが異なる3モデルを用意する。

左が「7700」シリーズ、右が「7400」シリーズ

ブルーエアは、スウェーデンの世界No.1空気清浄機専業メーカー。空気清浄機の高級ブランドとして欧米や中国など世界60カ国以上で支持されている。同社が25年ぶりに刷新したフラグシップモデルが「Blueair Protect」だ。約3年以上の歳月をかけて開発された同製品は「プロテクト」の名のとおり、24時間365日空気の質を守る頼もしい空気清浄機だ。

 セールス・オンデマンドの代表取締役社長の室﨑 肇氏は「去年11月にストックホルムの本社でBlueair Protectを見たとき、これからの時代に必要な革新的な製品だと感じました。中国、アメリカに次いで3番めに本製品をローンチすることになり、ブルーエアは日本市場をとても重要視しています。これまで何度も製品を発表していますが、正直今回が一番期待と興奮を感じています」と力を込める。

2シリーズ6モデル用意した

高性能の支える3つのテクノロジー

Blueair Protectは、3つの革新的なテクノロジーを備えている。

ブルーエアの空気清浄機は、独自の「HEPASilentテクノロジー」という機能を搭載している。これは、空気中に漂う汚染物質を、「イオナイザー」と呼ばれる部分を通過する際にマイナス帯電させ、目の粗さが異なるプラス帯電した多層フィルターで吸着させるというもの。フィルターが目詰まりしにくいので大量の空気を部屋中に供給できるという特徴を持つ。

Blueair Protectは、この機能をさらに進化させた「HEPASilent Ultra」という機能を搭載した。ファンの内部構造、フィルター、イオナイザーなどすべてパーツを見直し全体を最適化。従来品をさらに上回る除去性能を実現したという。

2つめのテクノロジーは「GermShield」。これは温度センサーと湿度センサーを活用して、電源がオフの状態でも部屋の空気状況をモニターし、菌が繁殖しやすい状態になると「イオンチャージ」に加え、微風を起こして乾燥させるというもの。フィルターや本体内部を清潔に保てるという技術だ。

3つめのテクノロジーは「SpiralAir」。Blueair Protectは、独特なデザインの供給口を採用。本体をぐるりと囲むように配置している。これにより、部屋のあらゆる方向に風を供給する。7700シリーズなら、8畳を4分ですばやく清浄するという。

※日本電機工業会JEM1467規格に基づき算出(ブルーエア プロテクト7700シリーズを「スピード3」で使用した場合

緻密な計算によりデザインされた供給口
SpiralAirのイメージ。ワイドな気流を広範囲に送る

さらに、注目なのがRFIDチップを備えた「スマートフィルター」だ。これまでブルーエアでは、24時間使い続けることを前提に6ヶ月でのフィルター交換を推奨してきた。

これからは、スマートフィルターでフィルターの使用状況、本体の稼働状況、本体の室内の汚れ具合、ファンのスピードといった情報を集約。使用状況によるが、フィルターの寿命を最長1年にのばすことができたとしている。

黄色の円で囲んだ四角い部分がRFIDチップ

 

 

実際に使ってみたら、インタラクティブタッチスクリーンが便利

「Blueair Protect」は、インターフィス違いで3モデルを用意している。Protect7770iおよびProtect7470iは、インタラクティブタッチスクリーンを搭載。

Protect7770iおよびProtect7470iのインタラクティブタッチスクリーン

PM1/2.5/10/温度/湿度の各AQI(空気質指数)、VOCアニメーションAQI、フィルターの使用率、スクリーンタッチで表示される操作ボタンなどに加え、PMとVOCのAQIを5色で表示する。Protect7740iおよびProtect7440iは、プリントタッチボタンを採用。

Protect7740iおよびProtect7440iは、プリントタッチボタン

フィルター交換お知らせランプ、PM1/2.5/10の各AQI(空気質指数)、微粒子サイズ選択用タッチボタン、PMとVOCのAQIを5色で表示する。

Protect7710iおよびProtect7410iも、プリントタッチボタンを採用

フィルター交換お知らせランプと、PMとVOCのAQIを5色で表示する。筆者は現在、自宅でProtect7470iを使っている。

空気の汚れやニオイを5色のLEDで表示するため、すぐに室内の空気環境が分かって安心だ。また、湿度と温度が表示される点も助かっている。特に、冬は暖房を使用するため室内の湿度を確認できるのは便利だ。

動作音は静か。一番パワフルなスピード3に設定しても、テレビの音や家族の会話を邪魔しない。専用アプリを使うと「ナイト」モードに設定できる。ディスプレイが消灯するほか運転音はさらに静かで、睡眠を妨げない。

専用アプリを使うとより細かな設定が可能

普段のお手入れはプレフィルターを掃除するだけ。スマートフィルターの交換はまだまだ先だが、交換する時は側面の扉を開けて緑のタブを引っ張るだけで簡単に取り出せる。しかも汚れた面を内側にしてたためるので、手を汚さないという配慮も。

細かいところだがとても気に入っているのはコードホルダー。余ったコードを巻きつけておける。コードが飛び出さずすっきりと収納でき、インテリアを邪魔しない点は嬉しい。

Blueair Protectは実際に使ってみると、先進テクノロジーに加え、細かい配慮が施された暮らしに優しい設計の空気清浄機だとわかる。安心して長期間使える製品だと感じた。


Text by 伊森ちづる


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