AppleのAシリーズを生産する、台湾の半導体メーカーのTSMCが2020年第4四半期(10月~12月)の業績を発表しました。iPhone12のApple A14 Bionicに代表される5ナノメートル(nm)プロセスに支えられ、好業績を達成したそうです。また、技術的優位性を維持するため、さらに大規模な投資を計画しています。
前年比14%の収益増加
TSMCのレポートによると、2020年第4四半期(10月~12月)の収益は前年同期比で14%増加しました。
この好業績についてTSMCは、「5Gスマートフォンの発売や高性能コンピューティング(HPC)関連アプリケーションに牽引された、業界をリードする5nm技術に対する強い需要に支えられた」としています。
5Gや5nm技術を使った代表的なスマートフォンといえばAppleのiPhone12シリーズです。iPhoneはコロナ禍にもかかわらず出荷台数を伸ばしており、TSMCの好業績はiPhone12シリーズによって支えられているといってもいいでしょう。
2021年の設備投資は最大280億ドル
また、TSMCは2021年の設備投資は約250億ドル(約2兆5,953億円)~約280億ドル(約2兆9,067億円)と予想しています。
これは昨年の約172億ドル(約1兆7,853億円)に比べてかなり大きい額であり、IntelやSamsungといったライバルメーカーに対する技術優位性を維持する狙いがあります。
TSMCに関しては、Intelが一部チップの製造をTSMCに委託するという報道もあります。
Source:TSMC via 9to5Mac
Photo:ぱくたそ
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-340994/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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