文化財デジタルアーカイブ事業を手がける株式会社アーテファクトリーは、写真やイラストの画像データをアップするだけで、誰でも気軽にアート額装を販売・購入できるソーシャルマーケットプレイス「Artgene(アートジーン)」を本格スタートした。
同サービスは、2020年10月よりβ版を公開し、今回の正式リリースの時点で約300点以上のアート作品が出品されている。
3ステップで簡単イメージ
「Artgene」は、独自開発の額装シミュレーターにより、約1分でアート額装の仕上がりをイメージできる。まず画像をアップし、画像加工でフィルターなどを変更、あとは好きなフレームを選ぶだけという3ステップだ。
事前に出品者登録を済ませ出品することで公開販売される。出品された作品はSNSのタイムライン形式で表示され、購入希望者はお気に入りの出品者をフォローし、最新投稿をチェックすることが可能。また、出品者はフォロワーに対して作品をリポストすることもできるため、サービス内で作品を通じたコミュニケーションが生まれる。
出品者はマイページを作ることができ、自身のオンラインギャラリーとして活用することもできるようだ。
自分用にも製作可能
作品詳細ページでは、実際に飾られている画像を見ることができ、サイズ感を確認することができるのも購入希望者にはうれしい機能だろう。購入された作品は、最高品質のアート印刷とフレーミングで仕上げて購入者のもとに届けられる。
販売価格は、出品者が販売時に設定した金額に印刷代金や送料などの制作代金を足したものとなり、出品者の報酬は自身が設定きた金額の70%(30%は手数料)という仕組みだ。
また、公開販売をせず、自分用にアート額装を制作・入手することも可能。この場合、制作代金のみで作品を手に入れることができるとのこと。
なお、公式サイトでは、会員登録をせずに出品中の作品を見ることができる。日の出や夕日などの美しい風景や、モノクロで切り取られた日常、ユニークな被写体を描いたものまで幅広く、自宅やオフィス、カフェなどのさまざまな場所にぴったりな作品が見つかりそうだった。
自分の描いた絵や撮った写真をSNSなどで気軽にアップできる時代だが、それをマネタイズする方法は多くない。同サービスを活用すれば、自分の隠れた才能に気づくことができるかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/146418
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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