Apple、サンダンス映画祭で「CODA」の配給権を26億円で購入

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Apple TV+向けの映画として、サンダンス映画祭に出品された「CODA」をAppleが2,500万ドル(約26億円)で購入したことが分かりました。

聴覚障がい者の家族描く物語

映画のタイトルとなっているCODAとは「耳の聴こえない親を持つ子どもたち(Children of Deaf Adults)」の略です。本作は漁師家族で唯一耳の聴こえる主人公が、家族の献身的サポートや伝統を維持していくか、音楽で成功する夢を叶えるかで葛藤する物語です。主人公の女性は、Netflixの人気ドラマ「ロック&キー」で活躍するエミリア・ジョーンズが演じます。
 
ニュースサイトVarietyによると、Appleが配給権の価格として提示した2,500万ドルは、これまでサンダンス映画祭でプレミア上映された作品の中では最も高額となるそうです。従来の記録は、Huluが映画「パーム・スプリングス」で2020年につけた2,250万ドル(約23億円)でした。

Apple TV+の評価を高めたい

“量より質”を重視する方向性のためか、先行するNetflixやHulu、同時期にサービスが始まったDisney+と比べると、Apple TV+は会員数の伸び悩みが指摘されています。
 
そうした中でAppleが追求していると言われているのが、アカデミー賞やゴールデングローブ賞といった有名な映画賞の受賞です。現在はドラマ「ザ・モーニングショー」がゴールデングローブ賞のドラマ部門でノミネートされたに留まっていますが、ソフィア・コッポラマーティン・スコセッシリドリー・スコットといった大物映画監督と提携することで、一般観客のみならず批評家からの評価も高い作品作りに励んでいます。
 
 
Source:Variety,9to5Mac
(kihachi)


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