最近、Appleが自動車業界に参入するパートナーとして、Hyundai傘下のKia、日産自動車、三菱自動車などの名前が取り沙汰されているのは、Appleがパートナーを決定する前の絞り込んでいるからだ、とアナリストが指摘しています。
浮かんでは消えてゆくAppleのパートナー候補
Appleの自動車業界参入をめぐっては、Hyundai傘下のKiaが製造を担当すると報じられましたが、HyundaiとKiaはこれを明確に否定しました。
最近は、日産自動車の決算発表で内田誠最高経営責任者(CEO)が、Appleとの提携の可能性をにおわせる発言をして注目を集めたものの、Appleとの交渉は進展しなかったと伝えられています。
Appleの自動車業界参入は時間の問題
Wedbush証券のアナリスト、ダニエル・アイブス氏は、Appleの電気自動車参入をめぐる状況について投資家向けメモで「事実かどうかではなく時間の問題だ」と述べ、Appleの電気自動車参入はほぼ確実との見方を示しています。
アイブス氏は、Appleが自動車メーカーと次々と交渉している様子を「デートゲーム」と形容し、最終的なパートナーを絞り込む段階にあると指摘しています。
Appleは半年以内にパートナーを発表する確率は85%
アイブス氏は、Appleが向こう3カ月〜6カ月のうちに電気自動車製造のパートナーを公式に発表する確率は85%と予測し、2021年夏にもAppleと提携する自動車メーカーが発表されるとみています。
Appleにとっては、アメリカのジョー・バイデン大統領が環境政策に積極的な姿勢を打ち出していることも追い風だろう、とアイブス氏はコメントしています。
急成長を続ける電気自動車市場
自動車全体における電気自動車の販売シェアは現在3%程度ですが、世界各国における減税や補助金制度により、2021年末には5%、2025年には25%へと成長するとアイブス氏は予測しています。
同氏は、電気自動車市場は次の10年で5兆ドル(約500兆円)規模に成長し、もしAppleが5%〜10%程度のシェアを取れれば、Appleにとって新たな収益の柱になるだろう、との見通しも語っています。
Source:AppleInsider, Apple3.0
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-347734/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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