プライバシーに焦点を当てたブラウザ「Brave」、独自の検索エンジンを展開

brave search
 
プライバシーを中心に添えたブラウザ作りで知られる「Brave」が、オープン検索エンジンTailcatの買収を発表し、独自の検索エンジンを展開していく方針を明らかにしました。

Braveブラウザの月間アクティブユーザー数は2,500万人

検索エンジンTailcatは、プライバシーを重視したブラウザCliqzの設計に関わっていたチームにより開発されました。それぞれ70%、92%の市場シェアを占めるGoogle ChromeやGoogle検索と異なり、Tailcatは完全に独立した索引の上で動作しながらも、ユーザーが納得するような質の検索結果を導き出すことができるとされています。Tailcatは、検索結果の改善のためIPアドレスや個人が特定可能な情報を収集することはありません。
 
TailcatをベースにしたBraveの検索エンジン「Brave Search」は、プライバシー重視のBrave製品ラインナップに新たに加わります。Braveブラウザは20221年に入ってからすでに大きな成長を記録しており、月間アクティブユーザー数は2,500万人に上ります。
 
なお、BraveブラウザはiPhoneでもデフォルトブラウザとして設定可能となっており、Appleシリコンにも対応済みです。

プライバシーはメインストリームへ

WhatsAppの新プライバシー方針の導入で大量のユーザー離れが生じるなど、「プライバシーはメインストリームになりつつある」とBraveはプレスリリースの中でコメントしています。
 
Brave Searchは今のところサービスはまだ開始されていないようですが、検索エンジンが利用可能となった際にいち早く試せるよう、ウェイティングリストへの登録が可能となっています。
 
 
Source:Brave via AppleInsider
Photo:Brave Search
(lexi)


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