AI翻訳機「ポケトーク」が音声を翻訳し本体とウェブブラウザーに文字表示を行う「ハンズフリー翻訳(β版)」を新搭載

AI翻訳機「ポケトーク」が音声を翻訳し本体とウェブブラウザーに文字表示を行う「ハンズフリー翻訳(β版)」を新搭載

©SOURCENEXT CORPORATION

AI(人工知能)翻訳機の「ポケトーク」を手がけるソースネクストは、「ポケトーク W」、「ポケトーク S」、「ポケトーク S Plus」に「ハンズフリー翻訳(β版)」を追加しました。

ハンズフリー翻訳(β版)は、リアルタイムでポケトークから音声をクラウドサーバに送り、クラウドサーバから翻訳結果をポケトーク本体や専用サイトに配信する仕組みです。専用サイトのURLやパスワードなどを相手に伝えることで、翻訳内容を共有することも可能です。

同社によると、技術的な内容の詳細については非公開とのことですが、Web会議やスピーチだけでなく、外国語のテレビやラジオなどを聞きながら日本語で意味を確認したりといったことにも活用できるそうです。

記者が実際に使用してみたところ、発話が終わってから翻訳結果が表示されるまでのタイムラグが短く感じられました。

注意点としては保存形式が限られること。現時点ではCSV形式でのみ保存できますが、個人的にはテキスト形式での保存にも対応してほしかったです。とはいえ、専用サイトに表示される翻訳結果をコピーして、パソコン向けのテキストエディタに貼り付けて保存できるため、この点についてはユーザー側の工夫次第といえそうです。

なお、ハンズフリー翻訳(β版)の利用にはWi-Fi環境が必要です。利用料は無料で、対象端末をアップデートするだけで利用できるようになります。対応言語は日本語や英語、中国語などを含む82言語。ちなみにこれは、音声認識が可能な言語数で、現在、ポケトークで対応している全言語になります。

名刺大の翻訳機「POCKETALK S」が12月発売、カメラでテキスト翻訳も
約3万円の大型通訳機 POCKETALK S Plus 発表。eSIM内蔵でどこでも訳す

(Source:ソースネクストEngadget日本版より転載)

関連記事

JapanTaxiのタブレット端末に世界74言語の通訳機能が追加、ソースネクストと業務提携
AI利用のリアルタイム英語音声文字起こし「Otter. ai」とNTTドコモが日本向け法人プラン独占販売契約
議事録自動作成用AIツール26種類をまとめた「議事録作成AIカオスマップ」が公開
マイクロソフトが会議で文字起こしや翻訳を行うアプリ「Group Transcribe」を発表
プロの翻訳者に匹敵するAI翻訳サービスを提供するLengoo、新ラウンドで約21億円を獲得
アマゾンがEchoデバイスを使った「ライブ翻訳」機能をローンチ
翻訳アプリのReversoがデスクトップ版をリリース、文書翻訳や企業内サイト翻訳など事業も拡大中
双方向同時通訳可能な新型ウェアラブル翻訳機が4月に約2.2万円で発売へ
グーグルのリアルタイム翻訳ツールがスマホにも登場

カテゴリー:人工知能・AI
タグ:音声認識 / Voice Recognition(用語)ガジェット(用語)機械翻訳(用語)ソースネクスト(企業)ポケトーク(製品・サービス)日本(国・地域)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA