物語を感じる靴は、所有の喜びを与えてくれます。それが履き心地が良ければ、なおさらうれしいですよね。そこで気になるのが、日本人の足にフィットする快適な靴作りにこだわってきた国内メーカー2社が初のコラボを果たしたスニーカー。
そのメーカーとは、美しく履き心地のいい革靴づくりにこだわるマドラスと、伝統的な製法のスニーカー「スピングルムーヴ」を作るスピングル・カンパニー。
巻き上げのアウトソールが印象的な「MSP100」(2万5300円)、「MSP101」(2万5300円)、「MSP102」(2万7500円)の3モデルが、900足限定で発売になりました。マドラスは2021年で100周年を迎えることもあり、気概を感じるモデルです。
▲「MSP100」
「スピングルムーヴ」を手掛けるスピングルカンパニーは、日本人の足型を研究し、究極の履き心地を追求してきた会社。また、「スピングルムーヴ」といえばバルカナイズ製法です。アメリカの発明家チャールズ・グッドイヤーが発明した製法で、硫黄を加えたゴム底と靴本体を接着し、釜に入れて熱と圧力をかけて仕上げるというもの。
手間とコストがかかるため、日本でこの製法を手がけられるのは数社しかないといわれています。今回のコラボで使用される牛革、生地素材、プリントレザーなどはすべて、バルカナイズ製法の高温に耐えられるかなど、さまざまな試験をくり返した厳選素材のみを使用しています。
▲「MSP101」
アッパーの素材に使われる天然皮革やキャンバス生地などには、マドラス社が開発した日本初のSIAAマークを取得した抗菌・抗ウイルス剤で加工。中敷きも清潔感を追求し、マドラス社オリジナル素材の「NEW FINE Plus」を使用し、抗ウイルス・制菌・防臭・消臭仕様になっています。
▲「MSP102」
一見、細身に見えるのは、歩く際に足の指が屈曲しやすいようにつま先の「捨寸」を多めに取っているから。だから窮屈感もなく、足にフィットする作りに。踵部分のカウンターは、革靴で通常使われるホットメルトを使用し踵を固定。長く歩いても踵がブレにくいため疲れにくくなっています。
カラーは、「MSP100」はネイビー、レッド、ホワイトの3パターン、「MSP101」グレイマルチ、ネイビーマルチの2パターン、「MSP102」ブラックホワイト、ホワイトブラックの2パターン。いずれもメンズサイズのM、L、LL、XLでの展開です。
ふたつの会社の技術が惜しみなく注がれ、ものづくりのこだわりを感じるスニーカーを履けば、背筋も伸びる気がしますね。
>> マドラス
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/372196/
- Source:&GP
- Author:&GP
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