文字数が多いTwitterユーザーに朗報だ。月額2.99ドル(約330円)のサブスク、Twitter Blueが間もなく登場しそうだ。
2週間前に研究者のJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が、Twitterが新しいサービスを準備中だと最初にレポートしていた。しかし米国時間5月27日、TwitterのiOS App Storeリスティングでアプリ内購入としてTwitter Blueが加わった。これは非公式ソースである先の発見を裏づけるものだ。ユーザーはアプリのアップデートをダウンロードした後でもまだTwitter Blueを購読できないが、ローンチは間もなくだと思わせるサービス詳細をウォン氏が「掘り起こし」た。
ウォン氏が2021年3月に見つけ出したUndoボタンに加えて、Twitter Blueはリーダーモードを含む。これはツイートのスレッドを「読みやすいテキスト」に変えるものだ。Twitterは2021年、アプリでの読むエクスペリエンスを改善しようと、ScrollとRevueを買収した。なので、このリーダーモードの追加は納得だ。また、ユーザーはTwitterアプリのアイコンの色、そしてタイムラインのカラーテーマを変えることができる。この機能はすでにウェブでは提供されている。Twitter Blue購読者はツイートを整頓してCollectionsに収納することもできる。この機能はBookmarksのアップデートバージョンのようにみえるが、ツイートをフォルダーに分類できる能力が加わっている。
関連記事
・ツイッターが予定するサブスクサービスの充実を狙い広告を取り除きページを読みやすくするScrollを買収
・TwitterがオランダのニュースレタープラットフォームRevueを買収、作家が報酬を得る方法を提供
現在Twitterの売上高の85%は広告からだ。ユーザー成長が鈍化するなか、同社はプラットフォームで収益を上げる新たな方法で「研究と実験」を行う計画だと2021年2月にBloombergに述べた。しかし過去数カ月にわたりTwitterは、2018年に140字というツイート文字数制限を倍増させて以来最大となる変更の一部を垣間見せてきた。そこにはSuper Follows、Tip Jar、Twitter Spacesなどが含まれる。
関連記事
・ツイッターがグローバルで展開予定の有料「プレミアム」サービスを予告
・Twitterが同社初となる有料クリエイターサブスク機能「スーパーフォロー」発表、サービスの構造が劇的に変わる可能性
・ツイッターがお気に入りのツイートに投げ銭できる「Tip Jar」機能搭載、まずは英語で
・Twitter Spacesがウェブでも利用可能に、アクセシビリティ機能も搭載
今週開かれたJ.P. Morganのグローバルテクノロジー・メディア・コミュニケーション会議で、TwitterのCFOであるNed Segal(ネッド・シーガル)氏は、同社がTwitter BlueとSuper Followsを異なる2つの種のサブスクだとみていると指摘した。Google PlayではTwitterアプリのページにアプリ内プロダクトの価格は月4.99ドル(約550円)とある。これは今後導入されるSuper Followsを指しているのかもしれない。シーガル氏はまた、Twitterが数カ月以内にサービスについてさらに情報を提供し「最終的には世界中の人に提供する」とも述べた。
最後に、不思議に思っている人のためにいうと、今回は「ツイートを編集する」ボタンの計画への言及はない。
関連記事:ツイッターがグローバルで展開予定の有料「プレミアム」サービスを予告
カテゴリー:ネットサービス
タグ:Twitter、SNS、サブスクリプション
画像クレジットImage Credits:Jane Manchun Wong
[原文へ]
(文:Amanda Silberling、翻訳:Nariko Mizoguchi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/05/29/2021-05-28-twitter-blue-a-3-monthly-subscription-service-could-be-coming-soon/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Amanda Silberling,Nariko Mizoguchi
Amazonベストセラー
Now loading...