「BONX BOOST」があればバラバラな場所にいる人たちと雑談できるぞ!

パートナーと会話しながら自転車でロングライド。みんなで会話しながらそれぞれのポイントで釣りを楽しむ。仲間たちとスノーボードに行って、会話しながら滑りまくる。

なんだそれ、楽しそう!と思いますよね。それを簡単に実現できるのがBONX(ボンクス)です。2015年にクラウドファンディング・GREEN FUNDINGに登場し、話題になったイヤホン型コミュニケーションデバイスで、携帯電話やトランシーバーでの通話とは異なる、新たな会話デバイスとして人気となりました。

そんなBONXがさらに進化。現在、GREEN FUNDINGで支援募集中の「BONX BOOST」(1台2万800円〜、2台3万8400円〜 6月8日現在)は、従来モデルより小さく、そして長時間使えるようになりました。

ではこの「BONX BOOST」、そもそもどうやって通信しているのか。そしてどんな使い方ができるのか。イヤホン型ということから、どうしても耳に装着するデバイスに目が行きがちですが、最大のポイントは “音声コミュニケーションプラットフォーム” だということ。だから通信はネット経由で行います。

まずはアプリ「BONX」をスマホにダウンロード。そして「BONX BOOST」はBluetoothでスマホと接続します。あとはアプリ上でトークルームを作成すればOK。URLか6桁のルームキーが生成されるので、それをコミュニケーションを取りたい相手に伝えて入室してもらえば準備完了。

会話機能もかなり考えられています。喋れば声を自動で拾ってくれる「ハンズフリー」モードと、イヤフォンの物理ボタンまたはアプリ画面上のボタンを押している間だけ声を拾う「Push to Talk」モードの2種類が用意されていて、シチュエーションに応じて使い分けられます。誰かが喋ると他の人は普通に聞こえてくる。同じ場所で雑談している感覚で離れた人とも会話ができるというわけです。

もちろん、常時接続がなせるワザなんですが、話している時だけ通信するため、通信量やバッテリーも節約に。また、音声環境を機械学習し、「はぁはぁ」といった息切れ音や「ガチャガチャ」などの周囲の環境音、さらには遠くにいる人の声は拾いません。

搭載するノイズフィルターは、マニュアルで調整も可能です。また、電波状況が悪くなって通信が切れてしまっても、その後自動で再接続処理を行ってくれるため、わざわざスマホを取り出して、といった手間もなし。

詳細を知るとトランシーバーみたいなものかと思ってしまいますが、一方通行ではなく双方向通信なので、スマホでの通話のような感覚で同時発話しても大丈夫。そしてスマホがネットに繋がっていればOKだから、それぞれの距離は関係なし。極端な話、地球の裏側とでもリアルタイムで通話ができます。例えば、コロナ禍で全員在宅勤務しているなんて場合でも、全員がBONXをつけていれば、まるで同じ場所で仕事をしているように会話ができちゃうというわけです。

今回登場した新型デバイス「BONX BOOST」は、従来モデルである「BONX GRIP」より軽く小さくなり(約10g)、さらに連続通話時間も10時間以上と長くなっています。加えて、防塵防水性能はIP55に進化。完全ワイヤレスイヤホンによくある密閉タイプではなく、片耳だけ装着すればOKなので、周囲の音もしっかり聞こえる点もうれしいところ。周囲があまりにもうるさい環境であれば、オプションで用意されている延長マイクを使えば騒音問題も解消できます。

無料版アプリなら10人まで、有料版なら30人以上との同時通話が可能な「BONX」。サイクリングや釣りやスノーボードといった遊びのシーンだけでなく、現場仕事やテレワークといった仕事のシーンでも使えそう。

コロナ禍で人とのコミュニケーションが減ってしまった今だこそ、使えば人を近くに感じられる新しいコミュニケーションデバイスなのかもしれません。

>> GREEN FUNDING「BONX BOOST」

<文/&GP>

 

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