UsideU(ユーサイドユー)は6月16日、遠隔接客ツール「TimeRep」(タイムレップ)がNTTドコモの法人顧客向け5Gソリューションとして採択されたと発表した。5G環境においてTimeRepを利用することで、低遅延でのアバター対話や高精細な動画共有機能による円滑なコミュニケーションが実現できるという。オリジナルのアバターを作成可能で、顧客に覚えてもらいやすいブランドを構築することも可能。
TimeRepとは、リアルな店舗とウェブの垣根を超えて、ヒトとAIアバターの協働による非対面・非接触・リモート案内を可能にする事業者様向けクラウドサービスだ。店舗での接客に加えて、購買や会員登録などの促進のために必要なウェブサービスへの導入対応もしており、接客販売のオムニチャネル化を実現できる。
販売業務では、店舗スタッフが常時現場をモニタリング・遠隔操作することで、顧客の動きに合わせ適切なタイミングで声かけができ、対面接客と変わらない販促効果が期待できるという。これは、実店舗・ウェブ接客いずれでも利用可能だ。受付業務では、自動シナリオ機能による無人案内で受付業務を効率化できるほか、必要に応じてスタッフを呼び出しての有人案内も行えるため、臨機応変に質の高い接客を実現できるという。アバターと生顔モードの切り替えも行える。
どちらの業務についてもTimeRepのアバター機能を活用することによって、オペレーターの採用効率を上げ、遠隔地での労働環境に幅を広げられるとしている。
また在宅など接客現場以外の遠隔地から、1スタッフが複数拠点の接客を行ったり、あるいは販売業務を行ったりできるという。顧客の問い合わせ内容に応じ対応スタッフを事前に振り分けたり、サイネージの前に立ったユーザーを確認しオペレーターから声をかけたりすることも可能。
さらに、店舗・時間・スタッフごとに稼働率の可視化による最適な人員配置を可能にしており、従来見える化されていなかった対話データの可視化・分析により、接客の質および顧客の分析も行える。
UsideUは今後の展望として、NTTドコモの法人顧客を通じ、より多くの消費者にTimeRepによるまったく新しい、安心快適な接客体験を提供し、売上拡大・業務効率化に貢献したいとしている。
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カテゴリー:人工知能・AI
タグ:AI / 人工知能(用語)、UsideU(企業)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/06/18/usideu/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:塚本直樹(Naoki Tsukamoto)
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