AGRIST株式会社(以下、 アグリスト)は、自社で開発している農業用の収穫ロボットに株式会社NTTドコモが販売する農業用IoTセンサー「MIHARAS(ミハラス)」(製造元:ニシム電子工業株式会社)を導入。生産性の向上と見回り省力化に向けた検証を開始しました。
農家の「生産性の向上」と「見回り省力化」を目指す
アグリストの農業用の収穫ロボットは、ビニールハウス内に張ったワイヤーをつたって空中移動し、搭載カメラがピーマンを画像認識し収穫するもの。一方のMIHARASは、圃場の状態を遠隔からリアルタイムに把握できるサービスです。収穫ロボットとMIHARAS、それぞれが収集したデータを活用し、クラウドシステムで圃場データを見える化。スマートフォンなどの端末を活用してロボットの状況が分かる連携を目指します。
この連携によって、データ分析を強化しロボットの収穫率アップと同時に、農家の生産性の向上と見回り省力化も期待できるでしょう。
農家の課題をロボットで解決
アグリストは、農業の収穫の担い手不足の課題を解決するロボット開発会社。農業が盛んな宮崎県新富町で、農家と一緒にロボットを開発しています。その活動は、国のスマート農業実証プロジェクトに認定されていたり、日本経済新聞社が主催した「AG/SUM(アグサム)アグリテック・サミット2021」で行われたピッチコンテストでは、最優秀賞にあたる日経アワードを受賞したりするなど、取り組みが大きく注目されています。
同社は、農家にとって収穫ロボットが農場管理のパートナーとなるような機能を実現させたいとしています。
(文・和泉ゆかり)
- Original:https://techable.jp/archives/158416
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:izumiyama
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