Facebook、2021年第2四半期の収益が大幅増〜AppleのATTの影響なし?

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AppleはiOS14.5から新たなプライバシー方針を導入し、アプリに対して、パーソナライズされた広告のためトラッキングを許可するかどうか、ユーザーの承認を得なければならない「アプリのトラッキングの透明性(ATT」プロンプトの実装を義務化しています。この新ポリシーに強い反発を示していたFacebookは、2021年第2四半期(4月〜6月)の業績を発表し、収益が56%増となったことが明らかになりました。

利益は前年同四半期比で101%増

Facebookの2021年第2四半期の収益は、前年同四半期から56%増となる290億ドル(約3兆1,830億円)となりましたが、さらに印象的なのは利益で、前年同四半期比で101%増となる1,040億ドル(約11兆4,148億円)を記録しています。
 
Facebookによれば、Facebook、Instagram、WhatsAppのアクティブユーザー数は、昨年から12%増加し、デイリーアクティブユーザー数は27億6,000万人に達しているとのことです。
 
「当四半期は、ビジネスの成長と人々がつながりを保つのを引き続き支援し、好調な業績を収めました」と、Facebookの創業者で最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏はコメントしています。

まだ影響が出ていない可能性も?

広告を主な収益源としているFacebookですが、このセグメントの収益は前年同四半期比で47%増となっており、AppleのATTの影響をあまり受けていないように見えます。
 
しかしながら、Facebook最高財務責任者(CFO)のデイビット・ヴェーナー氏は、“規制やプラットフォームの変更、特に最近のiOSのアップデートなど”によって、2021年第3四半期(7月〜9月)に収益への大きな影響を受ける、と予測しています。Facebookは兼ねてからAppleのATTに強い反発を示していたことでも知られています。
 
最近のある調査により、iOSユーザーの25%がサードパーティーアプリによりトラッキングを許可していないことが明らかになっています。
 
ATTの影響は、7月末までにより具体的な数字となって現れてくる、とConsumer Aquisitionのアナリストは推測しています。
 
 
Source:Facebook, The Verge, 9to5Mac [1], [2]
(lexi)


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