首都圏の緊急事態宣言が続き、テレワーク・リモートワーク用スペースの需要がますます高まると思われる中、ワークスペースのシェアリングサービス「テレスペ」を提供するテレワーク・テクノロジーズは8月3日、東京都内のテレワーク個室のための専門予約サイトを公開した。これは、東京都の緊急事態宣言中に期間限定された「テレスペ 緊急事態宣言限定プラン(都内)」に対応するもの。
基本的に同サービスは、以前から提供されている「テレワーク個室」サービスの特別版となる。テレワーク個室は、企業が法人契約をして、社員が1日単位で利用できるほか、個人でも月額会員制で利用できる。しかし、基本的に月単位の契約であるため、たとえば「学生さんがウェブ面接をするために1時間半使いたい」とか、会員になってない人が1日だけ使いたいといったニーズには対応していなかった。
「契約不要、初期費用不要、月額料金不要」で、料金は1時間990円(税込)から
そこでテレワーク・テクノロジーズは、「契約不要、初期費用不要、月額料金不要」で、個人も法人も、最短2分で行えるユーザー登録だけで利用できるサービスを開始した。料金は1時間990円(税込)。4時間では2200円、6時間では4999円となる(それぞれ税込)。目的に応じて1日から30日まで自由に予約が可能(1カ月以上の利用は別途相談)。支払いはクレジット決済のみ。テレワーク・テクノロジーズでは「少し高いけど安心の完全個室」と説明している。
専門予約サイトの運用は、東京都に緊急事態宣言が出されている間となっているが、その後の展望は未定とのこと。
部屋を貸したい人も、気軽に提供できる
このサービスは、誰でも利用できることともうひとつ、「誰でも提供できる」という特徴がある。つまり、部屋を貸したい人にとっても、気軽に提供できるサービスになっている。夜間営業の店舗で日中だけ貸したい、レンタルオフィスを開設したが予約が埋まらない、シェアハウスの個室が空いているなど、1人から6人程度で使える個室を貸したい人は、このサイトに出品しさえすれば、テレワーク・テクノロジーズが提供している、部屋のオーナーがレンタルスペース業務を丸投げできる「テレスペ丸投げ」サービスのノウハウを活かして、すべて代行してくれる。条件としては、最低1坪の個室で、1カ月以上貸し出せるところとなる。
現在テレワーク・テクノロジーズは、「富士通アクセラレーター for Work Life Shift」に採択され、大企業のオフィス分散を支えるサービスの実験を行っているという。テレワークを推進したい企業は、サービス利用とは別に様々な提案が可能なので相談してほしいと話している。
関連記事
・月額2万4800円で都内300部屋が使い放題、テレスペが多拠点セカンドハウスサービスを先着1000名に提供
・余っている部屋があれば丸投げでテレワークスペースのオーナーになれる「テレスペ丸投げ」
・テレワークスペース・シェアの「テレスペ」が「ワイン飲み放題付きテレワーク」プランを提供開始
・法人向けイベントスペース・会議室シェアのエイチが資金調達
・LINEで友達追加するだけで多拠点ワークスペースの空席がリアルタイムでわかる、予約不要の「テレスペ」が開始
・ビジネスでリアルに使えるスペースを時間単位で簡単予約できるPit inが資金調達
カテゴリー:シェアリングエコノミー
タグ:オフィス / 事務所(用語)、新型コロナウイルス(用語)、テレワーク・テクノロジーズ、リモートワーク / テレワーク(用語)、レンタルスペース(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/08/03/telespe-telework-room-reservation-site/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:tetsuokanai
Amazonベストセラー
Now loading...