WAONなどが対応発表!LINE Payやd払いのApple Payはどうなる?

WAON Apple Pay
 
イオン、イオンリテール、イオンクレジットサービスの3社(以下、イオン)は、電子マネー「WAON」が年内にApple Payに対応することを発表しました。また同日、セブン&アイもグループの電子マネー「nanaco」を年内にApple Payで利用できるようにすると発表しています。

全国84万カ所以上で利用可能な「WAON」

WAONはイオンの電子マネーとして知られていますが、累計発行枚数は8,766万枚、利用できる場所は全国におよそ84万カ所以上あり、グループ以外の加盟店も多数存在します。
 
今回、イオンはWAONのApple Pay対応を年内に開始すると発表しました。これにより、iPhoneやApple WatchでWAONが利用可能になるとしていますが、サービス内容や開始日など詳細は決定次第、「電子マネーWAON 公式サイト」などで告知するということです。

全国約80万店で利用可能な「nanaco」

nanacoはセブン&アイグループ傘下のセブン・カードサービスが展開する電子マネーです。nanacoはおよそ7,400万人の会員を有し、セブン‐イレブン、イトーヨーカドーをはじめとするセブン&アイグループ各店や外部加盟店、およそ80万店で利用することができます。
 
こちらもiPhoneやApple Watchで利用できること以外のサービス内容や開始日などについては、詳細が決まり次第告知するとしています。

ICOCAのモバイル化やd払いのiD対応は?

電子マネーをめぐっては、JR西日本がICOCAのスマートフォン版「モバイルICOCA(仮称)」の導入を2023年春に予定していることを発表(iPhoneへの対応は不明)しているほか、スマホ決済サービスのd払い「d払い(iD)」としてd払いをiDに対応させることを発表済みです。

ほかのスマホ決済のApple Pay対応は?

Apple Payをめぐっては、QRコード決済への対応が取り沙汰されていますが、今回発表された、WAON、nanacoのApple Pay対応やd払いのiD対応といった流れは、非接触決済の中でもこれまで電子マネーと呼ばれてきたサービスの利用を促進させることになるでしょう。
 
スマホ決済をめぐっては、LINE Payが既にコード決済とApple PayのiDによる決済の両方に対応していますが、国内ではPayPayに統一されることが発表されており、「Apple PayのiDによる決済」の扱いがどうなるかは現時点で不明です。

 
 
Source:イオン、イオンリテール、イオンクレジットサービス(PDF), セブン&アイ(PDF)
(藤田尚眞)


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