「空飛ぶクルマ」のプラットフォーム事業を手がけるエアモビリティ株式会社は、米国の「空飛ぶクルマ」メーカーであるBartini(バルティーニ)社と独占販売契約に基本合意しました。
安全性と静音性を保ちながら時速300kmで飛行
Bartini社は、伝統的な旧ソ連の航空技術をベースとして2017年に米国にて設立。ロシアの航空技術者の街・ジューコフスキーに研究開発(R&D)センターを構え、航空力学・製造・都市計画などのスペシャリストを集結したチームで長年、民間航空会社向けの旅客機を製造・認証してきました。
Bartini社の機体は、高いエネルギー効率や冗長性、省スペースでの離着陸などに特徴があり、大幅な運用コスト削減の達成が期待されています。また、電池と水素燃料によるハイブリッドエンジンを採用しており、バッテリー単体駆動の機体に比べて最大約4倍の航続距離を実現。
販売は2025年を予定しているとのことです。
海外メーカー3社の販売権を獲得
エアモビリティ社は、海外の「空飛ぶクルマ」メーカーの日本市場参入の支援も行っています。
2019年8月に創業するとすぐにイギリスVRCO社と日本における独占販売契約を締結。同時に、エアモビリティ代表取締役社長&CEOの浅井尚氏がVRCO社の取締役にも就任し、日本市場の総責任者としてVRCO事業を統括することを発表しました。また2021年6月には、Dufour Aerospace社と日本市場における代理店契約を締結。2023年より販売を開始する予定です。
今回のBartini社を含め、海外メーカー3社の「空飛ぶクルマ」の販売権を獲得した同社。これを受けて浅井氏は、「多様なマーケットニーズに対応できる体制が整うと考えております」とコメントしています。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/164886
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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