しかし、少なくとも今のところ、すべてのAzureユーザーがアクセスできるわけではない(たとえお金を払う用意があっても)。アクセスは招待制で「AI技術を使用するための責任ある原則と戦略を取り入れた、明確に定義されたユースケースを実装する予定の顧客」が対象とのこと。Microsoftは、GPT-3の悪用や誤用のケースを見つけるための安全性モニタリングと分析を提供し、GPT-3をベースにしたチャットボットが(たとえそれに値するとGPT-3が考えたとしても)重役に悪態をつき始めたりしないようにするためのフィルターを提供する。
ここで注目に値するのは、OpenAI自体は2020年、すでにGPT-3のAPIを公開していることだ。ただし、まだウェイティングリストがある。MicrosoftもGPT-3を使って、デベロッパーのコード作成を支援する「GitHub Copilot」ツールをすでに構築している。しかし、Azure以外でGPT-3にアクセスする方法はすでにあるが、Microsoftは「セキュリティ、アクセス管理、プライベートネットワーク、データ処理の保護、またはスケーリング能力の追加レイヤー」を提供できるとしている。
Microsoftは2019年にOpenAIに10億ドル(当時約1080億円)を投資し、GPT-3のライセンスを取得しているので、今、より広い範囲の製品に導入しようとしているのは驚くことではない。
OpenAIのSam Altman(サム・アルトマン)CEOはこう語った。「GPT-3は、自然言語のための最初の強力な汎用モデルであることを証明しました。1つのモデルであらゆることに使えるので、非常に簡単に試すことができ、デベロッパーにとって使いやすいものです。以前から、可能な限り広くスケーリングする方法を見つけたいと思っていました。その点が、Microsoftとのパートナーシップで最も期待していることです」。
画像クレジット:Westend61 / Getty Images
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(文:Frederic Lardinois、翻訳:Aya Nakazato)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/11/03/2021-11-02-microsofts-new-azure-openai-service-brings-gpt-3-to-a-few-more-developers/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Frederic Lardinois,Aya Nakazato
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