自転車にも原付にもなる電動バイクなど、斬新なマイクロモビリティを手がけるglafit

「移動をエンターテイメントに変え、⼈々の⽣活を豊かにする」というミッションのもと、マイクロモビリティの開発から販売までを一貫して手がけるベンチャー企業・glafit株式会社。これまで、自転車と原付バイクの2つのスタイルを選んで乗れる「HYBRID BIKE GFR」(以下、GFR)や、立ち乗りスクーター「X-SCOOTER LOM」(以下、LOM)といった電動マイクロモビリティを開発しています。

そんな同社が、未来創生2号ファンドをリード投資家として、複数のVCや事業会社、個⼈投資家から約10億円の資金調達を実施。マイクロモビリティ市場創出に向けてプロダクト開発などを加速する構えです。

2つの電動マイクロモビリティ

まずは、同社のプロダクトを簡単に紹介しておきましょう。

「GFR」は、ペダルつきの折りたたみ式電動バイク。画期的なのは、1つの乗り物に対して、自転車と原付バイクという道交法上2つの車両区分が適用されていることです。同社開発の「モビチェン」と呼ばれるナンバープレートを覆う機構を取り付けることで、ペダルをこいで自転車として走行する際には自転車扱いとなります。ただし、「モビチェン」を付けていない場合は、ペダルで走行しても原付バイクの扱いとなるようです。

「LOM」は、日本の公道で乗れる立ち乗り電動スクーター。見た目はキックボードに似ていますが、スクーターから着想を得ていることもあり、段差やデコボコ道でも安定した走りを実現します。また、速度は「High(25km/h以上)」「Mid(25km/h)」「Eco(10km/h)」の3モードから選択でき、1回の充電で最大約40kmを走行可能です。

さらに、航続距離や電池残量などを表示するアプリと学習機能を備えたPanasonic製BMS(Battery Management System)で快適な走行をサポートしてくれるのもポイントでしょう。なお、Makuakeでのプロジェクトでは1億円以上の支援を集めました。

約10億円を調達! 今後の展開は?

このように、ユーザーの移動体験を豊かにしてくれそうな電動マイクロモビリティを生み出してきた同社。今後は、さらなるプロダクト開発とマーケティングを強化するとともに、マイクロモビリティを利用しやすい環境整備(法律、走行レーン、シェアリングなどの乗り⽅に関する規制や仕組み)を主導することで、マイクロモビリティのリーディング・ カンパニーを目指すとのことです。

そのための資金として、このたびシリーズ Bラウンドにて第三者割当増資による約10億円の資金調達を実施。トヨタ自動車が出資し、スパークス・グループが運営する未来創生2号ファンドの他、三菱UFJキャピタル、南都キャピタルパートナーズ、みずほキャピタル、りそなキャピタル、池田泉州キャピタル、パナソニック、ヤマハ発動機、細野昭雄氏を引受先としています。

PR TIMES
glafit株式会社
Makuake

(文・Higuchi)


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