Appleが現地時間2022年1月11日、米国特許商標庁(USPTO)において、Appleメガネや複合現実(MR)ヘッドセットに搭載する自動調整レンズに関する特許を取得しました。
レンズの特性を電気的に変更
特許に記されたレンズは、近視、遠視、老眼、乱視など複数の視力障害に対応できるよう、レンズの特性を可変できるようにしようとするものです。
レンズには下記図表3のように、液晶層(42Aおよび42B)や、電圧で調整する調光素材を搭載することができると特許内に記されています。
また、レンズには偏光層も内蔵され、図表8や9のように組み合わせることが検討されています。
装着するデバイスに合わせ、多くのユーザーに対応
自動調整レンズをMRヘッドセットに搭載する場合、下記図表1のようにレンズ(22)の特性を電気的に調整し、対象物(18)が奥行きを持って見えるようにすることが想定されています。
Appleメガネにこのレンズ(22)を搭載する場合は下記図表11のように液晶層の特性を電気的に変化させ、近視、遠視、老眼、乱視などユーザーの視力にあわせた調整を行うことが検討されていますが、このレンズ自体で全てを矯正するのではなく、度の入ったレンズにシステムを組み合わせても良いとされています。
この特許に記載されたレンズがAppleメガネに搭載された場合、調整範囲内であれば、ユーザーが変わってもそれに合わせた矯正が実現するかもしれません。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Twitter
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-432048/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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