“勤務地メタバース”がすぐそこに。「Vket2021」にて総勢171名がメタバース接客で活躍

株式会社HIKKY(以下、HIKKY)が2021年12月4日(土)~19日(日)に開催したVRイベント「バーチャルマーケット2021」では、新しい働き方として注目されている“メタバース接客”を実現する取り組みが行われました。

結果、企業出展会場と一般出展会場を合わせて総勢171名が、企業内スタッフやボランティアなどそれぞれの形態でメタバース接客に参加。好きな場所から、好きな時に、好きな姿でスタッフとしてイベントを盛り上げました。

企業スタッフがバーチャル店舗に登場

企業出展会場では、普段はリアル店舗で接客をしているショップスタッフを中心とする44名がBEAMSのバーチャル店舗に登場。担当者によると、バーチャル店舗の来店客がのちにリアル店舗に会いに来るといったパラリアルな体験ができたといいます。

また、バーチャル大丸・松坂屋の宴会企画にも9名のスタッフが参加。同企画は、それぞれが好きな食品をリアルに用意し、バーチャル店舗内のコミュニケーションスペースで会話をしながら楽しもうというもの。物理的に離れた場所にいても、VRなら同じ場所に集えるという体験が実現したようです。

さらに、凸版印刷の「かなプロマーケット」ブースでは、8名のスタッフが来場者をお出迎え。オリジナルグッズが作れる楽しさを提供していたようです。

一般ユーザーも案内役に!

一般展示会場では、ユーザーがユーザーに会場を案内する企画「ワールドツアーコンダクター」が展開されました。一般公募により、一般出展会場88名・企業出展会場16名のワールドツアーコンダクターが誕生。コンダクターは、HIKKYメンバーによる事前説明や下見ツアーを経て、本番を迎えたとのことです。

参加者のなかには、初心者と思われる来場者にマイクの使い方を教えたり、イベントの楽しみ方を伝えたりと、それぞれのツアーを開催したことに喜びを感じている人がいました。

企業スタッフもそうですが、特に住む場所やキャリアの異なる一般ユーザーが接客に関わることができるのは、メタバース接客の最大の魅力かもしれません。

「バーチャルマーケット」について

「バーチャルマーケット(通称:Vket)」は、メタバース上にある会場でアバターなどの3Dアイテムやリアル商品を売り買いできるVRイベント。商品売買のほか乗り物に乗ったり、ライブに参加したり、映画を観たりと楽しみ方はいろいろです。

2018年の初開催以来、出展数・来場者数を伸ばし「バーチャルリアリティマーケットイベントにおけるブースの最多数」および「1時間でTwitterに投稿されたアバターの写真の最多数」としてギネス世界記録に認定されています。

今回紹介した「バーチャルマーケット2021」には、ローソンやSMBC日興証券、テレビ朝日などが初出展。パラリアルな渋谷と秋葉原の街には多くの企業ブースが並びました。

HIKKYは今後も、メタバース接客のようにメタバース上で生まれる新しい職業や役割を含め、メタバースの可能性を切り開くべくさまざまなイベントを展開していくとのことです。

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(文・Higuchi)


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