Motorola、2021年に米国市場でシェア3位にまで上昇

motorola moto g
 
Motorolaが、米国スマホ市場でトップ3ブランド入りを果たしたことが調査会社Counterpointの調査により明らかになりました。LGの抜けた穴が、Motorolaの躍進の背後にあるとみられています。

2021年4月からシェア3位を維持

米国スマホ市場は世界の他の地域と大きく特色が異なっており、アジアやヨーロッパ市場で大きな存在感のあるXiaomi、Oppo、Realmeなどのブランドのスマホはほとんど出回っていません。
 
ナンバー2ブランドであるSamsungは、米国で一定の存在感を示していますが、シェア1位のAppleとは埋まらない差があるのが現状となっています。
 
そんな中、Motorolaが米国スマホ市場で急速に売上を伸ばしているとの報告が入ってきました。Counterpointによれば、Motorolaは2021年4月にシェア3位に上り詰めて以来、その位置を今でも維持しているとのことです。

LGのスマホ事業からの撤退が契機に

Motorolaの躍進の裏には、米国ナンバー3のブランドだったLGのスマホ事業からの撤退があるとされています。
 
巻取り式スマホなど、画期的なデザインのデバイスを展開してきたLGでしたが、業績不振を受け、2021年4月にスマホ事業からの全面撤退を発表しました。

ミッドレンジのデバイスが米国で人気

Counterpointによると、MotorolaはMoto G StylusやMoto G Power、Moto G Pureなどの300ドル(約36,500円)以下のミットレンジ端末の売上を米国で伸ばしており、その信頼性から、主な“乗り換え先”として人気を集めているとのことです。
 
「Motorolaは、米国の大規模プリペイドチャネル(Verizon Prepaid、Metro by T-Mobile、Cricket、Boost)における市場シェアを28%に伸ばしました。当社の消費者調査によると、Motorolaは依然として非常に信頼され、よく知られたブランドであることがわかります。(中略)ユーザーは価値、信頼性、長いバッテリー寿命を求めており、Motorolaはこれらの基準で高いスコアを獲得しています」と、Counterpointのシニア・アナリストのヴァルン・ミシュラ氏はコメントしています。
 
 
Source:Counterpoint via Android Police
Photo:Motorola
(lexi)


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