ビギナー必見!海の男になれるサーフギア最前線【大人の海遊びギア完全ガイド】

【大人の海遊びギア完全ガイド】

サーフィンは比較的気軽に始められるアクティビティ。とはいっても、いくつか最初にそろえておくべきギアがあるので、そこから徐々に必要なアイテムを加えていこう。でも、どうせなら「お、わかってるね」と思われるモノを選びたい。そんなギアを紹介する。

*  *  *

サーフィンは、波が崩れる瞬間に現れる斜面の上を滑っていくスポーツだ。海のコンディションさえ間違えなければ、サーフィンをやったことがない人でも気軽に楽しめる。そのとき真っ先に用意しなければならないのが、もちろんサーフボードだ。選ぶ際の基本的な考え方は、自分がどのボードなら楽しめるか、ということ。理想のボードを追い求めるのは良いが、無理をせず自分のレベルを理解して選びたい。そこで、ファンボード、近年ではミッドレングスとも呼ばれるタイプのボードを紹介する。

その他さまざまなギアが存在するのだが、すべてを一気に購入するのは現実的ではない。はじめはフィン、ウエットスーツ、リーシュコード、ワックスなど、最低限のギアをそろえて、必要に応じて買い足していくのがいいだろう。

そしてもちろん、テンションの上がる、かっこいいものをゲットして海へ向かおう!

サーフィン専門誌エディター 熊倉隆宣さん
サーフィン&SUPの媒体やコンテンツ制作・ディレクションが専門。早めの梅雨明けにソワソワする今日この頃。海も人生もワイプアウト多めな40がらみ

 

【SURFBOARD】

初めてサーフボードを手に入れるとき、最も気をつけたいのは、十分な浮力が備わっているかどうか。というのも、初心者の最初の壁となるのは、パドリングとテイクオフだから。この2つをできるだけ容易にマスターするには、安定感と浮力のあるボード、つまりファンボードと呼ばれるタイプがベストチョイスなのだ。

 

■ファンサーフ×アートを具現化したソフトボード界の雄!

CATCH SURF
「Odysea LOG Pro Koston×Gonz」(サイズ8ʼ0”/9万200円)

世界で影響力のあるレジェンドスケーターとアーティスト兼スケーターの2人が、夢のコラボ。今年のキャッチサーフの中で最もイケてるグラフィックだ。浮力たっぷりで初心者から楽しめるアウトライン。

 

■ハードコアな世界観とハイクオリティが融合した本物感!

DRAG SOFTBOARD
「2022 Thruster Collection」(サイズ8ʼ0”/6万4545円)

チッパ・ウィルソンなど、世界的有名なフリーサーファーが在籍する注目ブランド。彼らの型にとらわれない自由なフィードバックを元に製作、開発されるモデルは、初心者〜上級者まで対応する。

 

■信じられないほど乗りやすいボード

NSP SURFBOARD
「Protech Double Up 7ʼ4” Blue Tint」(7ʼ4”/8万2500円)

ロングの良さをギュッと圧縮し、安定感をそのままミッドレングスに詰め込んだボード。初心者のパドル力を補って余りある浮力とバランスで、信じられないほど簡単に波をキャッチできる。

 

【FIN】

舵取りの役割を果たすフィンは、形や素材によって特徴が大きく異なる。どんなものが何本ついているかによって、ボードの動かし方や乗り味にも影響を及ぼすのだ。初心者は、ボードの長さに適したサイズと安定感のある形を選べばOK。ちなみに、ここで紹介するような、おしゃれなフィンなら、インテリアにもなる!

 

■人気者マイキーモデルはクセがなく安定感あり

CAPTAIN FIN
「Mikey February Bonzer 7.5」(1万2430円)

クールなサーフスタイルで世界的な人気を誇る、南アフリカ出身のトップサーファー、マイキー・フェブラリーのシグネチャー。7’0”〜8’0”ほどのボードで安定感を発揮するシングルフィン。

 

■飾りたくなる美しいフォルムのシングルフィン

CAPTAIN FIN
「Alex Knost Sunshine 10」(1万1330円)

カリフォルニアの有名なスタイルマスター、アレックス・ノストによって設計されたシングルフィン。幅広のベースから徐々に細くなる流線型のデザインが、スムースなターンを可能にする。全8色展開。

 

【WET&BOARDSHORTS】

サーフィンをするときに欠かせないウエットスーツは、保温性が命だ。そして、どんなにハイスペックでも、自分の体形に合っていないと宝の持ち腐れとなる。最初は既製サイズでもよいが、いずれは採寸してフルオーダーしたい。季節や水温、ブランドやサーフィンのスタイルでも、さまざまな選択肢を楽しめるはずだ。

 

■長袖タッパー&トランクスは夏の小慣れスタイル!

DEUS EX MACHINA
「SANDBAR CONTRAST / SHADOW GREY」(1万1000円)

ゆったりフィットの16インチ丈ウエストゴム仕様ボードショーツ。海でも街でも使える。

DEUS EX MACHINA
「DEUS WETSUITS FRONT ZIP L/S TAPPER」(3万6300円)

フロントジップ長袖タッパー。特殊編みたて技術で、ウエットスーツに必要な伸縮性と応力、耐久性を確保したストレッチジャージ。

 

■クラシカルにいくならこのスタイルで決まり!

TRUMP
「HEX Menʼs LongJohn」(6万円)

バックジップタイプのロングジョン。ロングボーダーが好むクラシックなスタイルだ。上にフロントジップ長袖タッパーを合わせるのもアリ。

 

■最新マテリアル&デザインはパフォーマンス重視派へ!

OʼNEILL
「PSYCHO Z.E.N.ZIP」(11万5500円)

プロが認める特許技術で水の浸入を防ぎ、高い柔軟性も実現。最新素材やカッティング、カラーは、ショートボーダー好み。

 

【LEASHES】

リーシュコードとは、サーフボードと足をつなぐ流れ止めのヒモ。使用するサーフボードや波のコンディションに応じて、その太さや長さのチョイスが異なる。別名パワーコードともいう。ボードを流してしまうのを防ぐと同時に、流した時に他人をケガさせる確率もグンと減らせる。もはや装着はマナーの重要ギア。

 

■テイクオフからライディングまでノーストレスのリーシュ

DEEP WATER SUPPLY
「Standard 7ʼ0」(4950円)

足への負担軽減とフィット感を実現させたハイブリッド・ラバーカフで、撥水性の高い表面素材が超軽量化を実現。ワントーンプリントも大人っぽい。ライディング時にコードの絡みつきや巻きつきを防ぐ設計が秀逸。

 

【WAX】

サーフィンにはワックスが必需品。ワックスというと滑らせるための用途が普通だが、サーフィンの場合は滑り止めとして足を乗せるボードのデッキ面に塗る。ワックスは、下地として塗るベースコートのほかに、4〜6種類ほどの硬さのものがある。季節や水温に応じて、使用するワックスの種類を見極めよう。

 

■世界中で愛されるサーフワックスのパイオニア

SEX WAX
「Quick Humps」(396円)

70年代前半に誕生し、不動のサーフワックスとして、近代サーフィンの礎を築いたブランド。6種類のタイプから2つを組み合わせて使用すれば、よりグリップ力が高まる逸品。

>> 特集【大人の海遊びギア完全ガイド】

※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号124-125ページの記事をもとに構成しています

<取材・文/熊倉隆宣>

 

【関連記事】

◆SUPやエアマットに超高速で空気注入!もちろん抜くことだってできますよ!
◆SUPに付けてもダイビング時にも使えるウォータージェットシステム、日本初上陸
◆木目調とブラックのバイカラーで大人っぽくSUPデビューしてみない?


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA