テレワークの普及に伴い、チャットツールやオンライン会議ツールを使うことが多くなった昨今。
出社の手間やコストが軽減される一方で、企業では「ちょっとした雑談」や「気軽な質問」が難しいという課題が浮上しているようです。
そんななか、株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社ベンドはアバター同士が近づくと自動でビデオと音声がつながるメタバース空間「MetaLife」の提供を開始しました。
「みんなと集まる」をオンライン上で再現
MetaLifeは、バーチャルオフィスやオンラインイベントなど、さまざまな用途に利用できるメタバース空間。「みんなと集まる」という現実世界の感覚をオンライン上で再現します。
MetaLifeでは、チームの全員がアバターとなって1つのスペースに参加。アバター同士が近づくと自動でビデオと音声がつながるため、話したい人の隣に移動するだけで会話を始めることが可能です。
従来のオンライン会議ツールやチャットツールでは難しかった「ちょっとした雑談」や「気軽な質問」をリアルタイムで実現し、テレワークによる孤独感を解消できるでしょう。
「休憩室」「集中ゾーン」を設定
MetaLife上では「休憩室」「集中ゾーン」「リモートワークゾーン」など、さまざまなスペースを設定することが可能。
また、着席中・離席中など、アクティビティが表示される仕組みになっているため、チームの勤務状況が一目でわかります。
ちなみに、離席中のユーザーのアバターは半透明になり、ビデオフレームが暗く表示されるため、話しかけるタイミングを見計らうことができるでしょう。
本格的なWeb会議を実施できる
MetaLifeの空間内にある「会議室」では、鍵をかけて入室を制限することが可能。会議中は、資料やホワイトボードを共有する機能が使えるため、視覚的に会議を進行することができます。
会議室のほか、宴会場を用意しているので、打ち上げや飲み会などもオンライン上でおこなえるでしょう。
なお、MetaLifeは25名以内の集まりであれば、すべての機能を完全無料で利用可能。チームのコミュニケーション向上を目指す人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/183425
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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