歯ぎしり(ブラキシズム)は、睡眠中や覚醒中に現れる最も一般的なパラファンクション(悪習癖)です。ブラキシズムを監視し治療するための市販の装置は高価で、日常的に頻繁に使用するには不便ですが、AirPodsで検出が行えるようになるかもしれません。
睡眠中に使用するにはAirPodsのデザイン変更が必要?
今回米国特許商標庁(USPTO)が公開したAppleの特許出願は、AirPodsのモーションセンサーを用いたブラキシズムの診断とモニタリングに関するものです。
AirPodsの装着場所は、歯の動きを明確に捉えるのに適切です。歯の動きによって生じる音の振動は、頭蓋骨の骨を通して伝導し、内耳に届くためです。
Appleの特許図面1は、ユーザーの耳に挿入されたイヤホンと、ブラキシズムイベントによって引き起こされるオーディオ帯域の音の振動をキャプチャする加速度計を示しています。図面2は、ブラキシズムを診断および監視するシステムを示すブロック図、図面3は、口腔内活動の音響プロファイルの例のスペクトログラムです。
Appleの特許図面6は、ブラキシズムイベントの診断と監視のためのデータ処理パイプラインのフローチャートです。
AirPodsが夜間に睡眠中にユーザーのブラキシズムを監視するためには、デザインを変更し、耳から何もはみ出るものがない状態にし、横向きで寝る人でも落ちにくいようにする必要があるかもしれない、とPatently Appleはコメントしています。なお、特許出願のAirPodsには、特殊なモーションセンサーが使用されるとも記されており、通常のAirPodsのセンサーでは歯ぎしりの検出は難しいようです。
Source:Patenly Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-494450/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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