北斎『富嶽三十六景』の傑作「神奈川沖浪裏」をレゴで描く!ちなみに額縁もレゴです!

子ども向けブロック玩具の代名詞的存在のレゴブロックですが、実は、大人向けの趣味として楽しめる「レゴアート」というシリーズを展開しています。インテリアとして飾られることを想定しており、これまでに、ザ・ローリング・ストーンズの有名な「ベロマーク」、ロックの王様エルヴィス・プレスリーのポートレートなどがモチーフになっています。

そんな「レゴアート」から2月1日に新作が登場。新たに追加されるのはなんと浮世絵!「レゴ アート 葛飾北斎 <富嶽三十六景 神奈川沖浪裏>」(オープン価格)で、世界に影響を与えた葛飾北斎の最も有名な作品をレゴブロック化。ファミコンのドット絵風にリデザインされた浮世絵が、部屋の印象をポップなものにしてくれること間違いなしです。

今回のレゴのモチーフになった葛飾北斎の「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」は、「富嶽三十六景(ふがくさんんじゅうろっけい)」シリーズ全46図の中のひとつで、「凱風快晴(がいふうかいせい)」「山下白雨(さんかはくう)」とあわせて三大役物と呼ばれる人気作品です。1830年代初頭にオリジナル木版画が制作されて以来、約2世紀にわたって世界中のアートに影響を与えています。

大きな波と、その波のうねりを受けている3艘の小舟。その景色の彼方には日本の象徴でもある富士山が描かれているという構図です。

今回は北斎ならではの波の形など、原画の線と奥行きを再現するため、多様な形状のパーツを使用。その数1810個。さらに、原画の詳細を記載した説明書(プレミアムブックレット)や特製のサウンドトラックも付属しており、専用の音楽を聴いたり、知識を深めて北斎の世界に没頭しながらレゴを組み立て、作品の構造を体感できます。

ちなみに額縁もレゴというのもおもしろいところ。

黄金比(1:1.618)に近い比率だったり、黄金螺旋だったりが構図に隠れているという「神奈川沖浪裏」。世界に誇る日本の傑作を自らの手で組み立てることで、これまでなんとなく眺めていた作品をより深く理解できるチャンスかも。

>> レゴ

<文/&GP>

 

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