Webサイト多言語化には「開発・翻訳・運用」の3つのステップがあるといいます。
これまで、Wovn Technologies株式会社(以下、Wovn社)はWebサイト・アプリを多言語化できるソリューション「WOVN.io」にて、これらすべてを効率化する機能を提供してきました。
しかし、翻訳・運用に関しては「ユーザー自身が翻訳結果を評価できない場合、致命的な誤訳があっても気付けない」「すべてを人力翻訳で賄うと、膨大な費用と時間がかかる」などの課題があったとのこと。
そこでWovn社はChatGPTを活用した“AI時代の新しい人力翻訳”となる「WOVN.copilot」の提供を開始。ChatGPTとの連携により、翻訳未経験者でも、翻訳結果を評価・修正できるようになります。
Webサイトの翻訳・エラーチェック・改善提案を実現
WOVN.copilotは、Open AI社の提供する大規模言語モデルGPTの技術を活用し、Webサイトの翻訳、翻訳エラーチェック、改善提案などを実現する製品です。
同製品では、ChatGPT連携により訳文を「致命的なエラーの有無」「正確さ」「流暢さ」などの観点で評価。問題がある場合は、該当箇所の指摘・修正提案を行います。
ユーザーは評価結果をWOVN.copilotの管理画面上で確認することが可能。
そのほか「ミスを認めない」「直訳など読みにくさは多少は許容し、代わりに速さを実現する」など、目的に応じたスタイルガイドを管理画面から調整することもできます。
簡単に多言語サイトを構築できる
WOVN.copilotの導入はいたって簡単。既存のサイトへ1行のスクリプト挿入するだけ、または翻訳プロキシを立てるだけで簡単に多言語サイトを構築できます。また、元サイトの更新を自動で検知し、翻訳対象の選定と翻訳を自動で行うことも可能です。
Webサイトの多言語運用を完全自動化するために
今後、WOVN社は同社の目指す「Localize the Internet」という世界観の実現に向け、ChatGPTをはじめとした大規模言語モデル技術を活用し、Webサイトの多言語運用を完全自動化すべく技術開発を進めるといいます。
具体的には、翻訳チェックの範囲の拡張、画像翻訳、企業ごとに独自カスタマイズした機械学習機能の提供などを実現するとのことです。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000010446.html
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/206665
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部
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