この見た目にもワクワクする3輪車は、カワサキが新提案する次世代の乗り物「noslisu(ノスリス)」(36万3000円)。
2020年に社内公募制度の“ビジネスアイディアチャレンジ”の最初のアイディアに選定された電動3輪ビークルが、試乗会やクラウドファンディング、日本郵便による集配作業の実証実験などを経て、遂に商品化されました!
「家族のところに駆けつけたいときに一人で気軽に乗れる乗り物がない」という高齢者の声をきっかけに誕生した「noslisu」。人々の生活に役立つモビリティとして求められたのは、3輪ならではの安定感のある走りと、自転車のようにスムーズに走れる操縦性。
それを可能にしたのがモーターサイクル事業で培った技術で、ハンドル操作と車体の動きがシンクロし、フロント2輪ながらも普通の自転車のように操縦できる独自の“2輪ステア機構”を採用。
ハンドル操作と共に車輪がバンクする(傾く)機構は、路面の傾斜や凸凹の影響も受けにくく、安定した走りを可能にしています。
▲「noslisu」
ラインナップは、スタンダードな電動アシスト自転車タイプの「noslisu」、ペダルをこがないでもモーターの力で走るフル電動タイプの「noslisu e」(43万100円)、大容量の積載スペースを持つ電動アシスト自転車カーゴタイプの「noslisu cargo」(41万4700円)の3モデル。
▲「noslisu」
「noslisu」は、通勤や買い物など普段の移動に適したモデル。フロントの大きなカゴはフレームに固定されており、ハンドリングへの影響や走行時のガタつきを軽減。3段階の電動アシストが坂道での走りも力強くサポートしてくれます。
アシスト使用時の走行距離は最大約53km(エコモード時)で、最大積載量は95kg(荷物は20kgまで)、カラーはウララブルーとメタリックフォースシルバーの2色を展開。
▲「noslisu e」
「noslisu e」は、右手ハンドルのスロットルレバーを押し込むことで前進するフル電動タイプ。
道交法上では第一種原動機付自転車乗車扱いとなり、走行には普通自動車免許(原付免許は不可)やナンバープレート、自賠責保険への加入が必要となります。フロントの低い位置に荷台を備えており、スーツケースや植木などの高さがあるモノも運ぶことが可能です。
走行距離は最大約47.4km(速度制限なしモード)で、最高速度は約35km/h。最大積載量は95kg(荷物は20kgまで)で、カラーはメタリックスパークリングゴールドの1色のみ。
▲「noslisu cargo」
「noslisu cargo」は配送などの荷物運びに特化したモデル。フロントの低い位置に容積約120Lの積載スペースが設けられていて、大きな荷物や大量の荷物を持ち前の安定感と操縦性でスムーズに運ぶことができます。
カラーはメタリックフォースシルバーの1色展のみ(走行距離などのスペック詳細は現時点では未発表)。
もちろんいずれのモデルも、道交法やマナーをしっかり守っていれば公道での走行が可能です(許容荷重などは都道府県の条例によって異なる場合あり)。
スムーズで安定感のある走りもさることながら、スタイリッシュなデザインでも注目を集めそうな電動3輪ビークル。すでに「noslisu」は発売されており、「noslisu e」は6月頃、「noslisu cargo」は7月頃に発売予定です。
>> カワサキ
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/531653/
- Source:&GP
- Author:&GP
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