貯水池にスマホ落とした政府職員、無断で水を抜き停職処分に

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貯水池に落としたスマートフォンを回収するため、勝手に水を抜いた政府職員がSNSで大炎上し、停職処分となった事件が注目を集めています。

諦めない努力は買うが

インド中部に位置するチャッティースガル州の貯水池で、政府職員のラジェーシュ・ビシュワス氏が自撮り中にスマートフォンを誤って水中に落としてしまいました。
 
ここまでならよくある話ですし、普通は諦めて終わりとなるはずです。
 
しかし、ヴィスワス氏は政府の機密データが入っていると主張、地元のダイバーに依頼して貯水池に潜ってスマートフォンを見つけるよう依頼します。それでも見つからず、とうとう追い込まれた彼は、ディーゼルポンプを使って貯水池を空にする手段に出ます。
 
かくして、3日間で200万リットル以上(50万リットルの25メートルプール4個分)の水が貯水池から組み上げられ、運河に排出されることとなりました。

正式な許可を得ておらず大問題に

1,500エーカー(東京ドーム130個分)の土地を灌漑できる量とあって、赤い傘をさしながらビシュワス氏が呑気に座っている様子がSNSで公開されると、世間から批判が殺到します。
 


 
ヴィスワス氏は批判に対して、貯水池の水は灌漑に使えず、排水する許可も上級職員や灌漑局から得ていると主張しましたが、干ばつに喘ぐインドでは言い訳にしか聞こえません。
 
さらに、その後の調査で正式な許可を得ていないことが判明したため、ヴィスワス氏は停職処分となりました。
 
なお、肝心のスマートフォンは見つかったものの、水没していたために起動しなかったとのことです。耐水性能を備えたiPhoneだったら、まだ救いがあったかもしれません。
 
 
Source:Aljazeera,Twitter/AnnuKaushik253
(kihachi)


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