昨今、OpenAI社が提供しているChatGPTの普及などにともない、生成AIを活用したライティングツールに注目が集まっています。
今回は、大規模言語モデル“GPT-4”をベースに開発された、SEOに強い文章をAIが自動作成するツール「Transcope」(企画運営:シェアモル株式会社)を紹介します。
SEOに強い文章を自動作成
「Transcope」は、競合サイトの分析結果をふまえて、AIがSEOに強い文章を自動生成するツール。GPT-4の有料版を契約しているため、ユーザーが入力したデータを無断で学習に使うことはありません。
同ツールでは、キーワードやURLを入力してコンテンツを生成することが可能。また、画像ファイルをアップロードして、画像に書かれている文字情報をOCRで読み取り、その文字をベースにAIがライティングすることもできます。
「Transcope」には、AIを用いて文章の一部をリライトする機能が備わっていましたが「文章全体を簡単にリライトできるようにしてほしい」というユーザーの要望を受け、2023年7月には数千文字の長文をリライトできるようになりました。
「Transcope」を使用してみた
実際に「Transcope」を使用した様子をスクショ付きで紹介します。今回は、「フリーテキスト」「URL」の2つの方法からコンテンツを生成します。
まずサイトにアクセスしたら、「今すぐ無料で始める」をクリック。メールアドレスとパスワードを設定し、会員登録します。次に「記事を作成する」をクリックします。
まず、「フリーテキスト」からコンテンツを生成します。今回は、「ひよこ」「育て方」というキーワードにしました。オプションでは、雰囲気や希望文字数、作成される文章の提案数などを選べます。
雰囲気は「落ち着いた」「高級感のある」「親しみやすい」「ビジネスライクな」「大胆な」「ユーモアに富んだ」「説得する」「同情を誘う」の8つから選択可能。今回は雰囲気を「ユーモアに富んだ」、希望文字数を「500字」、提案数を「2」と設定しました。
選んだキーワードやオプションで作成されたのが上記画像の2つの文章です。どちらもユーモアがあり、読みやすい印象です。
次に、「URL」をベースに生成していきます。
今回は、以前TECHABLEで紹介した「東京理科大学の研究グループ、汗中のイオン濃度をリアルタイム測定できる小型センサの開発に成功(https://techable.jp/archives/213897)」の記事URLを利用します。
URLを挿入し、解析後、オプションで雰囲気を「ビジネスライク」、希望文字数「500」、文章提案数「2」と設定します。
フリーテキストで生成した文章とは雰囲気が異なる、無駄のないスマートな印象の文章が生成されました。
最後に、「Transcope」のリライト機能も試してみましょう。
URLから生成された文章の1つを選び、画面右側の「リライト」をクリック。3つあるリライトの種類から「書き換える」を選択し、「リライトする」をクリックします。
1つ目の画像がリライト前、2つ目の画像がリライト後の文章です。見比べてみると、語尾が変わったり、なめらかになったりと、変化が見られます。
さまざまな入力形式でSEOに強い文章が生成できる「Transcope」。文章の作成やリライトの時間を短縮したい人にとって、強い味方になるかもしれません。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000052363.html
公式サイト:https://transcope.io/
(文・我妻歩実)
- Original:https://techable.jp/archives/215792
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Wagatsuma
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