Nothingスマホ大ピンチ!秘密漏洩アプリを緊急撤退

nothing imessage
 
新興スマホブランドNothingは、AndroidなのにiPhoneとiMessageでのコミュニケーション時に「青い吹き出し」が出る新アプリを華々しく発表しましたが、多くのプライバシー上の問題が浮上したためアプリの開発を中止した模様です。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Nothingが発表した新アプリ「Nothing Chats」がGoogle Playストアから取り下げられた。
2. エンドツーエンド暗号化に対応しておらず、セキュリティがザルだと指摘されていた。
3. 開発者は「ここ数年見た携帯電話メーカーによる最大のプライバシー悪夢だろう」とコメントした。

アプリはGoogle Playストアから取り下げ

Nothingが発表した「Nothing Chats」はエンドツーエンド暗号化に対応しておらず、セキュリティがザルであると指摘されていましたが、Nothingは同アプリをGoogle Playストアから取り下げたことが明らかになりました。
 
ディラン・ルーセル氏(@evowizz)というアプリ開発者が連投で、Nothing Chatsの問題性を次のように指摘しています。
 

  • (Nothing Chatsのもとになっている)Sunbirdというサービスはアプリを通して送受信されたすべてのメッセージにアクセスできる
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  • Nothing ChatsおよびSunbirdを通して送信されたすべてのドキュメント(画像、ビデオ、オーディオ、PDF、vCardsなど)は公開されている
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  • Nothing Chatsはエンドツーエンドで暗号化されていない

 

ここ数年で最大のプライバシー悪夢

ルーセル氏は、NothingはすぐにアプリをGoogle Playストアから取り下げるべきだと述べていましたが、実際にストアでアプリは非掲載となっていることがわかりました。
 
「私がここ数年見た携帯電話メーカーによる最大のプライバシー悪夢だろう」とルーセル氏はコメントしています。
 
「GDPR(EU一般データ保護規則)に則り、Sunbirdは脆弱性の通知を受けてから72時間以内に被害者に通知しなければならない」とも同氏は述べており、さらに追い打ちをかけています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Nothing
(lexi)


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