開発者向け「Xcode Cloud」、来月以降も月25時間まで無料で利用可能に

Xcode Cloud
 
Appleは現地時間12月7日、2024年1月以降、全てのApple Developer Programのメンバーシップに標準として、Xcode Cloudでの毎月25時間分のコンピューティング時間が追加料金なしで含まれることになったことを発表しました。
 
既にXcode Cloudに無料でサブスクリプション登録している場合は、追加の手続きや操作は必要ないということです。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1.Xcode Cloud、2024年1月以降も月25時間までの利用が無料に。
2.月25時間のXcode Cloudへの無料アクセスは今月末で終了予定だった。
3.月100時間、250時間、1,000時間の有料プランも。

来月以降も、毎月25時間分を無料提供

Xcode Cloudは開発者が、アプリのビルド、自動テストの並列実行、テスターへのアプリ配信、ユーザーフィードバックの表示と管理に役立つクラウドベースのツールを1カ所で利用できるように設計されています。
 
Xcode Cloudは2021年に提供が開始され、2022年6月には全ての開発者がサブスクリプションを利用できるようになりました。
 
Appleはサービス開始以来、開発者に毎月25時間のXcode Cloudへのアクセスを無料で提供してきましたが、今月で終了する予定でした。同社は今回、Apple Developer Programのメンバーシップの一部として、無料のコンピューティング時間の提供を継続することを決定しています。
 
Appleは当初、月間25時間無料のプランを月額15ドル(約2,200円)で提供する予定でしたが、このプランは無料となります。そのほかのプランは、月間100時間で月額50ドル(約7,300円)、250時間で月額100ドル(約14,000円)、1,000時間で月額400ドル(約58,000円)です。
 
コンピューティング時間とは、アプリのビルドや自動テストの実行など、クラウドで特定のタスクの実行に費やす1時間単位の時間数です。コンピューティング時間の使用状況は、App Store ConnectおよびApple Developerアプリで確認できます。
 
 
Source:Apple via MacRumors
Photo:Apple
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