Apple Carに待った!中国EVの新たな挑戦

Xiaomi SU7
 
中国の大手家電ブランドXiaomiHuaweiが相次いで電気自動車(EV)を発表したことで、Appleは遅れを取っているのではないかとの論調が強まっています。AppleがApple Carの開発を開始してからすでにかなりの年月が経過していますが、ライバル企業の台頭を受け、同社の製品計画が早まる可能性が指摘されています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. 中国大手家電ブランドが相次いで自社製EVを発表。
2. Appleは遅れを取っているのではないかと指摘されている。
3. Apple Carの登場時期は2030頃との予想から2026年頃に早まった。

前回の予想から4年ほど前倒しに?

「中国のスマートフォン大手は、自動車の重要性を認識しており、Appleに先駆けソフトウェア定義のアプローチでスマートビークルを展開している」と、みずほ銀行の上級研究員のタン・ジン氏は述べています。
 
Appleが自社製自動車Apple Carの開発を最初に報じられたのは2010年代の中頃ですが、後追いしてきたライバル企業に先を越されたのは間違いありません。
 
これまでApple Carの登場時期は2030年頃とされてきましたが、米資産運用大手Wedbush Securitiesのアナリスト、ダン・アイブスによれば、Appleがあまり長い間場外にいるとは思えないとのことで、Apple Carは2026年頃登場するとの新たな予想が出ています。

XiaomiのEVはどんな車?

Xiaomi SU7のMaxモデルには、LiDAR1台、高解像度カメラ11台、ミリ波レーダー3台、超音波レーダー12台を擁するインテリジェント自律走行システムが搭載されています。
 
また、16.1インチ3K中央コンソール、56インチHUDヘッドアップディスプレイ、7.1インチ回転式ダッシュボード、2台のタブレット端末を搭載できる2つのシートバック延長マウントで構成されるスマートキャビンで、究極のインタラクティブ体験が可能になるとのことです。
 
XiaomiのEVはCarPlay、iPadおよびiPadアクセサリーの取り付けにも対応しており、Appleユーザーにとっても魅力的かもしれません。

決してにわかではない?

XiaomiはSU7のプレスリリースの中で「初期の研究開発段階で100億元(約1,992億2,700万円)以上を投資しており、研究開発チームは3,400人以上のエンジニアと国内外の重要な分野の1,000人以上の技術専門家で構成される」と述べており、同社のEV開発は決してにわかではないことが伺えます。
 
XiaomiはEモーター、バッテリー、ダイカスト、パイロット自律走行、スマートキャビンなどのEVの主要分野において、世界初の自社開発技術を誇っています。
 
 
Photo:Xiaomi
(lexi)


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