JOLEDが、2021年3月に世界で初めてインクジェット印刷方式で製造出荷した有機EL(OLED)ディスプレイについて、中国企業や韓国企業が同方式でのOLEDディスプレイ製造に乗り出しています。
JOLEDを支援・救済し、この分野で黒字化する方法はなかったのでしょうか。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. JOLEDが世界で初めて出荷したインクジェット印刷方式OLEDディスプレイの製造に、中国や韓国の企業が本腰を入れ始めている。
2. Samsung Displayは、折りたたみスマートフォン用OLEDディスプレイを、インクジェット印刷方式に切り替える可能性がある。
3. JOLEDのインクジェット印刷方式OLEDディスプレイ製造装置はTCL CSOTに売却済み。
JOLED破綻後に、中国企業と韓国企業の投資本格化
JOLEDのインクジェット印刷方式OLEDディスプレイ製造装置は既に中国TCL CSOTに売却されており、同社は今年下半期(7月〜12月)にも製造を開始する見通しです。
本日入ってきた情報では、Samsung Displayも折りたたみスマートフォン用OLEDディスプレイを、インクジェット印刷方式に切り替える可能性があるようです。
折りたためるOLEDディスプレイをインクジェット印刷方式で製造する場合、現行方式と比べて製造コストを削減できる可能性があると期待されています。
結果、期待を下回っている折りたたみスマートフォンの出荷台数を増やすために有効と考えられる値下げが実現できる可能性が高まります。
JOLEDのインクジェット印刷方式OLEDディスプレイの製造を支援し、黒字化するための施策はもうなかったのでしょうか。
Source:Apple Hub/Facebook
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-574135/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
Amazonベストセラー
Now loading...