飛行機って、他の公共交通機関と比べてもちょっと特殊だと思いません? だって堂々と靴を脱いじゃっても違和感ないんだから。新幹線だと、そうはいかないし。
え、なぜ靴を脱ぐのかって? そりゃあラクだから。国際線で4時間以上のフライトなら、ほぼ確実に脱ぎます。床が絨毯ってのも、脱いじゃう理由のひとつかもしれない。靴下だけになっても気にならないし。
とはいえですよ。さすがに靴下のままでトイレに行ったりはちょっと。だから先日のフライトには、ザ・ノース・フェイスの「ポータブル ソリッパー」(3960円)を持っていったんです。
2023年の秋に発売された、公式サイトいわく“ルームソックス”で、スリッパのように使えてソックスみたいなカタチをしているから“ソリッパー”。結論、めっちゃラクでした。
■靴下をイメージすると違和感あるかも
見てわかるとおり、靴下みたいなのに、しっかりと立体的なカタがあります。底面は型紙っぽいのが入っているのか気持ち硬い。
だから、持ち歩く時はくしゃっと小さくするのではなく、二つ折りにします。
スタッフサックも二つ折りにしてピッタリ入るサイズ感に。でも手のひらサイズだから、機内持ち込み用バッグにも余裕で入ると思いますよ。
裏側にはシリコンの滑り止めが付いています。床がツルツルの場所でも安心ですね。といっても、クッション性があるわけではないので、外履きには向いてないかな。ルームソックスだから当然といえば当然なのですが。自宅やテント内、山小屋、旅先のホテル、そして今回のような飛行機内が想定使用シーンだと思われます。
アッパーは思いのほかしっかりしていて、靴下のようにびよんびよん伸びるというわけではありません。さすがに履き口は伸びますが、それでも靴下よりはしっかりしています。最近のランニングシューズに多い、ニットアッパーのスリッポンタイプをイメージするといいかも。脱ぎ履きはしやすいですよ。
履いてみると、予想外に大きい。サイズがS(23~24cm)、M(25~26cm)、L(27~28cm)と3種類あり、足のサイズが27.5cmだからLを買ったんですが、かかとに指が1本入ります。
靴下は伸び縮みするから足にフィットするわけですが、この「ポータブル ソリッパー」はどちらかというとスリッパに近いと考えるといいのかも。かかとを踏んで履けるんですが、そうすると感覚はまさにスリッパです。アッパーに結構しっかりカタがあるので、かかとを踏めばスポスポ脱ぎ履きできます。
もし、靴下みたいにジャストサイズに近い感覚が欲しいなら、足より小さいサイズを選ぶといいかもしれません。
でもよく考えたらこれ、靴下の上に履くわけじゃないですか。となると靴下みたいに伸び縮みしてフィットするようなものだと、引っかかって脱ぎ履きしづらいですよね。だからこそカタが付いていて、ちょっと大きめに作られているのかも。機内では、ちゃんとかかとまで入れるより、かかとを踏んで履いてたし。
基本はスリッパとして履いて、靴(靴下)みたいにも履けるよ、というのが正解なのかな。せっかくリラックスしたいときに締め付けられるのはちょっと違うし、そして実際にラクだったし。
長時間のフライトだからこそ、なるべく締め付けなしでリラックスして過ごしたいわけです。そういう時、足元にはどんなものがいいかをよく考えられたアイテムです。
旅先のホテルでもこれ履いて過ごしてました。海外のホテルでスリッパって見かけたことないし、室内でも土足OKなわけで(これは国内もですね)、さすがに靴下で過ごすのはちょっと…と思っている人にはピッタリではないかと。
>> ザ・ノース・フェイス
<取材・文/円道秀和(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/582471/
- Source:&GP
- Author:&GP
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