VlogもYouTubeにも挑戦!動画編集が楽しめるPC 5選【趣味な大人のベストバイギア】

【趣味な大人のベストバイギア】

いざ動画編集をし始めたら、動作が遅い、画面がカクつく、という悩みにぶつかることも。扱う映像素材とPCのスペックが見合えば作業が快適になるので、自分にあったPCを選んで楽しく動画を編集しよう。

*  *  *

動画編集用PCを選ぶにあたり、まず検討しておきたいのは映像素材のサイズと予算だ。

「ざっくり言えばスマホカメラの素材か、一眼レフなどで撮影した素材か。素材のサイズによって必要なPCのスペックが変わります。大は小を兼ねると言いたいところですが、スペックが大きくなるほど高額になるので、最適なものを選ぶのが良いでしょう」

そう話すのはビックカメラの末藤さん。重視したいスペックの他にも選び方のポイントを教えてくれた。

「映像重視ならディスプレイもチェックしましょう。有機ELはコントラスト差が出て色味を確認しやすいです。グレアパネルは色が綺麗に見えますが、長時間作業で目が疲れるならノングレアが良いでしょう。グレアパネルに作業時だけ非光沢のフィルターをかけるというのも手。また、動画編集作業は発熱しやすいので、排熱・冷却システムがあると良いでしょう。熱の蓄積を防ぐことで作業性能を維持します」

ビックカメラ有楽町店/末藤隆司さん
PCコーナー主任。家電製品アドバイザー(AV)と、昨年から導入したスペシャリストの証「ビックカメラマイスター(PC)」を有しており、PC周辺機器にも精通する

 

 

▼この3つはマストでチェック

1. CPU
シンプルな編集ならインテルCorei5やAMD Ryzen5 5500、しっかり編集するならインテルCore i7やAMD Ryzen7 5700X以上が理想

2. メモリ
スムーズに作業するために重要なのがメモリ。フルHDで編集するなら16GBは欲しいところ。4K動画なら32GB以上あると安心だ

3. GPU
なめらかに映像表現やスピーディな処理のためにはGPUは必要。高画質の映像を編集するなら、CPU搭載GPUではなく外部GPUが◎

 

<スペック十分>

1. 場所を選ばずに超美麗画質で編集作業

NEC
「LAVIE NEXTREME Infinity(PC-XF950GAB)」(25万9250円)

一般的な動画編集には十分なスペックです。コントラスト差がハッキリした画面で、映像の美しさが際立つので、色味重視の人にオススメ(末藤さん)

世界観や色調を重視した映像編集時に心強い、16型有機EL(WQUXGA)。「Core i7-13700H」と「ArcA570M グラフィックス」の相乗効果で、重い素材もスムーズに処理ができる。高負荷時の温度上昇を防ぐ冷却システムを搭載し、快適な作業を追求している。

<SPEC>
●OS:Windows 11 Home 64ビット
●CPU:インテルCore i7-13700H 14コア
●GPU :インテル Arc A570Mグラフィックス 16GB (専用メモリ約8GB)
●メモリ:16GB
●ストレージ:約1TB(SSD)
●無線LAN:Wi-Fi6E
●ディスプレイ:16型有機EL(WQUXGA)
●バッテリー:約9.7時間
●サイズ:359.8×19.9~30.9×254.1mm
●重量:約2.5kg

 

<超ハイスペック>

2. ノートPCの最上級レベル!超パワフル×大容量メモリのプロ仕様

ASUS
「ProArt Studiobook 16 OLED(H7604JI-MY092XS)」(49万9800円)

ドルビービジョンとドルビーアトモスの認証を取得し、映像も音質も抜群。放熱性も非常に高く、高パフォーマンスを維持します(末藤さん)

「Core i9-13980HX」と「NVIDIA GeForce RTX4070」を搭載した、プロクリエイター向けの高性能PC。16インチ3.2K、16:10の有機ELディスプレイが鮮やかで忠実な色を実現。別売の「ASUS Pen 2.0」を使えば、タッチパッドをペンタブレットのように使用できる。

▲バックライト付きErgoSenseキーボードが空気循環を促進。本体が持つTDP160Wの冷却性能を最大限に引き出すようサポートする

<SPEC>
●OS :Windows 11 Pro 64ビット
●CPU:インテル Core i9-13980HX 8~14コア
●GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070 LaptopGPU 8GB
●メモリ:32GB
●ストレージ:約1TB(SSD)
●無線LAN:Wi-Fi 6E
●ディスプレイ:16型 OLED(有機EL)
●バッテリー:約7.3時間
●サイズ:356㎜×21.9~24.8㎜×271㎜
●重量:約2.46kg

▲直感的な操作が可能なダイヤルインターフェースを搭載。数値指定や元に戻す作業など動画編集に必須の動作がストレスフリーで行える

 

<超ハイスペック>

3. ゲーム実況にも対応するハイパフォーマンスPC

レノボ・ジャパン
「Lenovo Legion Tower 7i Gen8(90V70044JM)」(55万円)

作業のモチベーションが上がる、ネオンが輝くスタイリッシュなデザインが人気です。モニターを2つ以上使いたい方にオススメです(末藤さん)

編集作業や配信も行う方にオススメのゲーミングPC。「NVIDIA GeForce RTX 4080」を搭載し、高速なパフォーマンスとグラフィックの向上を実現。よりリアリティあふれる映像表現が可能に。メモリは32GBと大容量なので、高画質な映像の編集もスムーズにこなせる。

<SPEC>
●OS:Windows 11 Home 64ビット
●CPU:インテル Core i7-13700KF 16コア
●GPU:NVIDIA GeForce RTX 4080 16GB
●メモリ:32GB
●ストレージ:2TB(HDD)+2TB(SSD)
●無線LAN:Wi-Fi 6E
●ディスプレイ:別売
●サイズ:約211×477×452mm
●重量:約15kg

▲高速2TBのSSDと大容量の2TBのHDDを搭載。スピーディな起動やデータ転送で、快適に動画配信、動画編集が行える

 

<入門向き>

4. 約1.17kgの軽量感!外出での編集のお供に

レノボ・ジャパン
「Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen8(82XS0030JP)」(13万7280円)

スリムボディなのに、データの読み書きやOSやアプリの起動はスピーディ。撮影をしながらその場で編集したい時に便利です(末藤さん)

処理効率と消費電力のバランスに優れた「AMD Ryzen」を搭載。14型液晶を搭載しながらコンパクトなボディで、MIL-STD810Hにも準拠。動画編集を行うノマドワーカーに最適だ。バッテリー駆動は約17時間で急速充電に対応するのも嬉しいポイント。

<SPEC>
●OS:Windows 11 Home 64ビット
●CPU:AMD Ryzen5 7530U 6コア
●GPU:AMD Radeon グラフィックス(メインメモリと共有)
●メモリ:16GB
●ストレージ:256GB (SSD)
●無線LAN:Wi-Fi 6E
●ディスプレイ:14型 IPS液晶
●バッテリー:約17時間
●サイズ:324.1×17.1×215.7mm
●重量:約1.17kg

 

<入門向き>

5. 普段使いのPCで動画編集を始めたいならこの一台

ASUS
「Vivobook 15X(K3504ZA-BQ020W)」(11万9800円)

仕事や普段使い用に兼ねて、動画編集も始めたいというライトユーザーに最適。スペックと価格のバランスが取れたノートPCです(末藤さん)

「Core i7-1255U」搭載かつ狭額ベゼル採用の15.6型ディスプレイで、基本的な動画編集に◎。初めての動画編集用のPCを検討している人に嬉しい、良コスパPCだ。42Whのバッテリーを搭載で出先でも安心。急速充電にも対応し49分で最大60%まで充電できる。

▲180度フラットに開くので、画面の共有がしやすい。キーボード部分は独自の抗菌加工が施され、ウイルスや細菌の増殖を約99%抑制

 

■周辺機器PICK UP!

▼冷却スタンドでPCのパフォーマンス力を維持

ナカバヤシ
「2WAY 2FANノートPC スタンド スタンダードタイプ(NSF-03)」(2600円)

大型ファン付きのノートPCスタンド。設置面に通気性と熱伝導率に優れたパンチング板を採用。PCの底面から放熱し、ファンで風を送って本体を冷却する。スタンドは6段階の角度調節が可能で、角度を付けずに乗せるだけでもOK。11.6インチから15.6インチまで対応。

※商品価格は1月24日時点での「ビックカメラ・ドットコム」の掲載価格
※2024年2月6日発売「GoodsPress」3月号32-33ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【趣味な大人のベストバイギア】

<取材・文/竹林佑子>

 

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